米タイム誌の「2026年に最も影響力のある人工知能企業10社」が27日に発表され、中国からはバイトダンス、Zhipu、アリババグループが選出された。
中国メディアの快科技によると、米タイム誌の「2026年に最も影響力のある人工知能(AI)企業10社」が27日に発表された。
中国からは字節跳動(バイトダンス)、智譜(Zhipu)、阿里巴巴集団(アリババグループ)が選出された。他に選出されたのは、アマゾン、オープンAI、アルファベット、メタ、アンソロピック、ミストラル、ハギングフェイス。
タイム誌は、バイトダンスについて、中国国外ではTikTokの運営会社として知られているが、チャットボットや画像・動画生成、クラウドインフラなど幅広い製品を展開するAIファーストのテクノロジー企業へと変貌を遂げたと紹介。その基盤となっているのがTikTokの中国版である抖音(Douyin)で約7億7000万人の月間アクティブユーザー数を誇るが、その将来を最も明確に示しているのはAIアシスタントの豆包(Doubao)で、週間アクティブユーザー数が1億5500万人を超え、2月の旧正月期間中には1日当たりアクティブユーザー数が1億人を突破するなど中国をAIアシスタントの普及をいち早く実現した国の一つにしたと伝えた。
Zhipuについては、DeepSeekが中国企業が最先端のAIを構築するために数十億ドルの外部投資を必要としないことを証明したとすれば、Zhipu AIは西洋のチップも必要としないことを証明したと紹介。2019年に清華大学の研究者によって設立されたZhipuが、今年1月に香港証券取引所に上場して5億5800万ドル(約887億2200万円)を調達し、中国の大規模言語モデル企業として初めて上場を果たしたことや、2月に発表した7440億パラメータのモデルであるGLM-5は、一部のベンチマークでグーグルのGemini 3 Proなどのライバルを上回り、コーディングやエージェントタスクではClaude Opus 4.5やオープンAIのGPT-5.2に迫る性能を発揮していることを伝えた。
アリババグループについては、わずか3年足らずでオープンソースAIの分野で圧倒的な勢力となったと紹介。通義千問(Qwen)シリーズは累計ダウンロード数が10億を超え、20万を超える派生モデルを生み出し、世界で最も人気のあるオープンソースモデルファミリーとなり、Airbnbが品質と低コストを理由にAIカスタマーサービスエージェントにQwenを多用していることや、PinterestがQwenを使用してビジュアルコンテンツを分析し、ピンのコンテキストテキストを生成していることに触れた。またクラウドコンピューティングインフラを拡張し、独自のAIチップと消費者向けアプリケーションを開発し、企業顧客向けにエージェント型でホスト型のモデルを販売していることも紹介した。(翻訳・編集/柳川)
