
「エアコン、配線、水栓まで根こそぎ」 能登・和倉温泉の廃業旅館で窃盗被害 金属買取価格の高騰が背景に
石川県七尾市の和倉温泉で、 能登半島地震の影響で廃業した旅館からエアコンや配線が盗まれる事件がありました。 28日、現場を取材すると荒々しい犯行の爪痕が残されていました。
工事の担当者「だいたいああいう感じ」(こういう感じでエアコンがついていたのが)なくなっておった」「盗まれたって感じですね」
MRO
震災の影響で2025年、廃業が決まった和倉温泉の旅館「十番館」。3月、ここで発覚したのが、エアコンや電気配線などの窃盗被害です。
28日、旅館の関係者の案内のもと現場を確認すると、荒々しい犯行の爪痕が残されていました。
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工事の担当者「ここですね」「鋭利なもので切られていた」
被害総額は500万円、客室の水栓まで盗まれる
こちらの旅館では、他にも客室の水栓が盗まれていて、被害の総額は500万円にも及ぶといいます。
工事担当者「金額より気持ちの問題のほうが大きいかもしれないですね。こういう地震があってさらにこういう被害もあったもので。でも頑張っていかないといけないと思いますので」
こちらの旅館は、サウナ特化型のホテルとして、12月のオープンに向けて改装工事に5月下旬から入る予定となっていましたが、今後の計画にも影響が出かねない状況だといいます。
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事件の背景には、金属の買取価格の高騰があるとみられますが、被災地ならではの事情もあります。
工事の担当者「2段はしごかけたらそこからでも入れますから、工事関係者も結構出入りしますからね。全然不思議じゃないと思います」
被災地狙う窃盗事件は震災前の2.3倍に
後を絶たない被災地を狙った窃盗事件。警察によりますと、2025年1年間に宝達志水町より北の能登地区で発生した窃盗事件は569件で、震災前の2.3倍にのぼります。
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工事関係者「なんともいえないですね。パトロールですよね。やっぱりそれくらいしかないんじゃないですかね。みんながんばってるんでしょうけど」
復興への歩みを進める被災地を狙った卑劣な犯行。次の被害を防ぐために、地域全体での対策が急がれます。
