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【04月23日 KOREA WAVE】結婚後、妻が過去に性暴力被害によって出産していた事実を知った男性の悩みが、韓国のラジオ番組で紹介された。

20日に放送されたYTNラジオの法律相談番組では、結婚後に配偶者の過去を知った男性の事例が取り上げられた。

相談者の男性は40代で製造業の会計担当として働いており、40歳を前に職場の紹介で現在の妻と出会った。妻は市立図書館の司書で、落ち着いた性格だったという。

2人は約1年の交際を経て結婚し、大きな衝突もなく生活していたが、結婚から約1年後、引っ越し準備中に状況が一変した。

男性が妻の荷物を整理していた際、生まれたばかりの赤ん坊の写真と出生届の書類を見つけた。書類の母親欄には妻の名前が記されていた。

問いただされた妻は、「20歳前後の頃に性暴力の被害に遭い、望まない妊娠をした。事情があり子どもは養子に出した」と涙ながらに説明し、「人生で最もつらい出来事で、誰にも話せなかった」と打ち明けた。

これに対し男性は、妻の苦痛には理解を示しつつも、「結婚とは人生を共にするものなのに、重要な事実を知らされずに結婚したことは受け入れがたい」と訴えた。「事前に知っていれば結婚を慎重に考えたはずだ」として、信頼関係が揺らいでいると語った。

男性は、こうした過去を知らせなかったことが詐欺に当たるのか、婚姻取り消しや慰謝料請求が可能かについて質問した。

これに対し、番組の弁護士は「詐欺による婚姻取り消しは、婚姻に重大な影響を及ぼす事実を偽った場合に限って認められる」と説明した。そのうえで「性暴力被害による出産については告知義務があるとはみなされないため、これを伝えなかっただけでは婚姻取り消しや慰謝料請求の理由にはならない」との見解を示した。

さらに、婚姻取り消しとなった場合でも財産分与は可能だと指摘した。「婚姻取り消しでも、実際に夫婦として生活し共同で形成した財産があれば、離婚と同様に分与を請求できる」と説明している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News