ミサイル攻撃、水上艇、携帯型対戦車砲、ドローン…
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2026.4.12(日)
海上自衛隊の掃海母艦「うらが」(海上自衛隊のサイトより)
米国は、事実上封鎖されたホルムズ海峡の完全開放をイランに求めている。しかし、イランが発表している「封鎖」とはどのようなものなのか、その実態については不明な点が多い。
そして状況の変化も激しく情報も錯綜していて、正確な情報を掴むことが難しい。
そこで、イランの海峡封鎖について、以下の点について考察したい。
①攻撃を受けた船舶は、どの地点でどの兵器でどのように攻撃されたのか
②攻撃回数の変化
③現在、ホルムズ海峡を通峡する船舶の動き
④完全開放を実現するために、西側諸国は何をすべきか
ホルムズ海峡・ペルシャ湾での被害
米軍とイスラエル連合軍(以後連合軍)は2月28日、イランへの攻撃を開始した。
攻撃を受けたイランは、ホルムズ海峡やペルシャ湾を航行中か湾に停泊中の20隻以上の船舶に対して、対艦ミサイル、自爆型無人艇、自爆型無人機、高速艇搭載の対舟艇ミサイル(対戦車ミサイルと同じ)で攻撃した。
また、高速艇に乗船した兵士によるロケット砲による攻撃と機関銃射撃も行っている。船舶攻撃は、概ね図1の赤点の位置である。
図1 イランの攻撃を受けた海域
出典:Joint Maritime Information Center、米国の戦争研究所(ISW)および攻撃を受けた各船舶の詳細な情報などをもとに筆者が作成
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攻撃を受けた海域の特色は、ペルシャ湾全域ではなく、主にホルムズ海峡とその周辺海域であり、カタール沖、クウェート沖ではそれぞれ1隻と極めて少ない。さらに詳しく見ると、以下のとおりである。
①ホルムズ海峡の航路帯を航行する船舶
②ペルシャ湾とアラビア海を繋ぐ海路の出入り口となる港の付近の船舶
③②の周辺海域
その他、米国情報機関の情報(正式報道ではない)によれば、ホルムズ海峡に機雷が敷設されているという。また、イランの放送でも「機雷が存在する」という情報がある。
だが、実際に機雷に触れて、船舶が爆破されたという情報は今のところはない。フランスのエマニュエル・マクロン大統領も3月11日、「事実かどうか確認は取れていない」と述べている。
