
那智大瀧 11の個性で表現 熊野那智大社で展覧会、和歌山
和歌山県那智勝浦町那智山の世界遺産・熊野那智大社(男成洋三宮司)で8日、細密鉛筆画家の篠田教夫さん(79)=千葉県松戸市=ら11人の画家が那智の滝をテーマに描いた作品を展示する「那智大瀧(なちのおおたき)展」(実行委員会主催)が始まった。会場には各作家の個性が光る新作21点を展示。19日までで、最終日には出展作家が参加するギャラリートークも予定している。
展覧会は、那智大社に「那智瀧図」を奉納している篠田さんが発起人。何度も奉納する中で那智の滝をテーマにした展覧会を開きたいとの思いが高まり、賛同者を募って開催した。
会場となった大社境内の「斎館」には、細密鉛筆画や油彩画、日本画、水墨画など、それぞれの表現で那智の滝の魅力を描いた作品を展示。訪れた人たちが興味深げに見入っていた。
一般公開に先立って内覧会があり、篠田さんが「最初は僕一人の思いから始まったが、皆さんの力が加わったことで盛大な展覧会を開くことができ、非常に感謝している」とあいさつ。
男成宮司も「初めての展覧会で画期的。地元の方々をはじめ、お参りの方にご覧いただき、作家の皆さんが心を込めて描かれたものを通して那智の滝の素晴らしさを感じ取っていただければありがたい」と話した。
また、那智大瀧展を記念し、那智の滝を題材とした絵画を一般から募集した「わたしの描く那智大瀧」(町教育委員会主催)を大社社務所3階で開催。町内などから寄せられた14点を展示している。
いずれも開催時間は午前10時〜午後4時で、入場無料。篠田さん以外の出品作家は次の皆さん。
塩谷亮、榎俊幸、奥山忠、梶岡俊幸、川又聡、熊谷曜志、松岡歩、八木幾朗、安原成美、谷津有紀
