2023年3月21日、大谷翔平がマイク・トラウトから三振を奪ったとき、現代野球史でも屈指の軌跡が終わりを迎えようとしていることを、彼自身はまだ知らなかった。2019年から2023年にかけて日本のトップチームは2019年のプレミア12、2021年のオリンピック金メダル、そして2023年のワールド・ベースボール・クラシックを制し、その期間を通じて(さらに2024年にかけても)シニアカテゴリーのすべてのタイトルを保持し続けた。
WBSCプレミア12 2019
WBSCプレミア12の2015年大会で準決勝で韓国に敗れて無念の敗退を喫した日本は2019年の第2回WBSCプレミア12には優勝候補として戻ってきた。鈴木誠也、山本由伸、吉田正尚、今永昇太ら若きスター選手を擁する充実したロースターを揃えていた侍ジャパンチームは、スーパーラウンドでアメリカに敗れた1試合を除き7勝1敗という見事な成績を記録。そして再び韓国と対戦した決勝を制し、白熱した試合の末にグローバル・ベースボール・バトルのタイトルを手にした。
東京2020
パンデミックを経て、日本は自国開催という次なる挑戦に臨みオリンピックでの金メダル獲得を目指した。山本由伸、鈴木誠也、吉田正尚、村上宗隆といったスター選手を揃えた日本代表は5戦全勝という完璧な成績で頂点へと駆け上がった。緊迫した熱戦の末、日本はアメリカを2–0で破り悲願の金メダルを獲得。これは、1992年と2004年の銅メダル、そして1996年の銀メダルを経て、オリンピックで手にした初めての栄冠となった。
ワールド・ベースボール・クラシック
誰もが記憶しているのは大谷がトラウトを三振に打ち取り、日本の完璧な進撃を再び締めくくったあの場面だろう。日本はこの3大会を通じて、19勝1敗という驚異的な成績を収めた。ここでもまた吉田と山本は、大谷、村上、そして快速球で観客を魅了する佐々木朗希らを擁するチームの一員として、その実力を発揮した。
若手で制覇を完成
一時期、日本はWBSC U-12ワールドカップを除くすべての主要な国際大会を制していた。これが全年代の大会ポイントを合算するWBSC男子野球世界ランキングにおいて日本が2014年末から首位を維持し続けている理由だ。日本代表は2024年にU-15ワールドカップで優勝したほか、2023年にはU-18、さらに2022年と2024年の両大会でU-23でも王者に輝いた。
2024年10月の時点で、日本の国際部隊での成績は圧巻たるものであり、U-15、U-18、U-23の各ワールドカップをはじめ、オリンピックの金メダル、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、そしてプレミア12。これに女子野球ワールドカップを加えると、U-12カテゴリーを除く国際舞台のほぼすべてを制覇したことになる。
その後、プレミア12とWBCの連勝は逸したものの、日本は依然としてオリンピックの前回王者であり、U-15とU-23の現王者でもあり、再び世界の頂点を狙えるだけの実績を備えているといえるだろう。
