福岡市内の小中学校などで7日から新学期が始まりました。人口が増加している福岡市西区の伊都地区に開校した中学校で、始業式が行われました。

7日に開校した福岡市西区の周船寺中学校。
新しい通学路を登校する生徒たちを、西警察署の警察官や教員が見守りました。
福岡市内で公立の中学校が開校されるのは、2008年の照葉中学校以来、18年ぶりです。
少子化が進む今、なぜ中学校が新設されたのでしょうか。



■大谷浩平カメラマン
「新しく開校した周船寺中学校の周辺には、多くのマンションなどが立ち並んでいるのが確認できます。」
周船寺中学校がある福岡市西区の伊都地区周辺では、1997年から土地区画整理事業が始まりました。
2005年にJR筑肥線の「九大学研都市駅」が開業し、同じ年に九州大学の伊都キャンパスへの移転が始まりました。
これにより、およそ1万9000人もの学生や教職員が伊都地区に転居したり、通うようになりました。

さらに、農地が住宅地や商業施設に変わるなど都市化が進み、福岡市西区の人口は1997年以降、5万6000人以上も増加しました。
伊都地区にある元岡中学校では、2021年に生徒数は1000人を超え、去年5月時点で38学級、1138人と、市内の中学校で最大の規模となっていました。
生徒数の急増で、校庭にプレハブ校舎を設置して対応していました。
こうした状況を受け、元岡中学校を分離して周船寺中学校が新設されました。

■森野里奈記者
「新しい校舎の隣には大きな池があるのですが、実は、この池の半分を埋め立てた土地に新しい校舎が建てられました。」
新たな中学校は、騒音やプライバシーなど周辺環境への配慮から、ため池の一部を埋め立てた用地に建設されています。


また、木材をふんだんに使った校内には、ガラス張りの図書館のほか、グループ学習のスペースなどが設置され、多様な学習に対応できるようになっています。
■生徒
「元岡中学校に毎日一緒に登校していた友達がいるのですが、その子と離ればなれになってしまって本当に悲しいですが、プライベートでも遊んで連絡を取り合えたらいいと思います。」
「体育館がすごくきれいになって、バスケ部なのできれいな環境でバスケをできることが楽しみです。」
周船寺中学校では9日に入学式が開かれ、およそ250人の新1年生が入学する予定で、全校生徒はおよそ650人になります。
