石川県珠洲市周辺で2020年ごろから続いてきた群発地震がほぼ収束したとして、金沢大学などは、大地のわずかな変動=地殻変動の観測を終了しました。
【写真を見る】石川・珠洲市の群発地震「ほぼ収束」で金沢大学などが地殻変動の観測を終了 地下のひずみ影響消失も警戒継続
ただ群発地震が収束しても、地震活動が活発な状態は続いているとして、研究者が注意を呼び掛けています。
カーナビやスマートフォンの位置情報など、GPSに代表されるGNSS技術は、人工衛星からの電波を受信して地上の位置を正確に測る仕組みで、国土地理院が全国におよそ1300か所に電子基準点を設置しています。
これとは別に、群発地震活動が続いていた珠洲市周辺で地殻変動を詳しく観測するため、金沢大学と京都大学防災研究所の研究グループが、2021年9月から臨時の観測点を設置していました。
■機器撤去も、専門家「長期間にわたって強い揺れには注意」呼びかけ
金沢大学の平松良浩教授は、2024年の能登半島地震以降、群発地震はほぼ収束したとして、3月で観測を終了し、機器を撤去しました。
金沢大学・平松良浩教授「こういう断層のゆっくりとした動きが収まったということは、周りに与えるひずみの影響もぼぼ無くなったということで、いわゆる群発地震で起こっていたような地震活動は今は収まった」
平松教授は一連の観測で、群発地震としては異例となるリアルタイムに近い形で地下の状況をモニタリングできたと強調します。
金沢大学・平松良浩教授「従来ではなかったような高密度なデータを取ることができた。それによって地下で何が起こっているかという詳細が明らかになった」
ただ今後も規模の大きな地震が発生する可能性があるとして、平松教授は長期間にわたって強い揺れに注意するよう呼びかけています。
北陸放送
