ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.04.03 11:09
スペインでは、自国で論争を呼んでいる25歳女性の安楽死問題をドナルド・トランプ米政権が調査していると伝えられ、「干渉はやめるべきだ」と反発している。ニューヨーク・ポストは先月31日(現地時間)、外交公電を引用し、米国務省が在スペイン大使館に対し、ノエリア・カスティーヨさんの安楽死問題を調査し、トランプ政権の懸念をスペイン政府に伝えるよう指示したと報じた。
不遇な環境で育ったカスティーヨさんは、元交際相手から性的暴行を受け、ナイトクラブでも集団性暴行の被害に遭った。その後、2022年に建物から飛び降りて下半身まひとなり、身体的・精神的苦痛を抱え、2024年にカタルーニャ当局に安楽死を申請して承認を受けた。スペインは安楽死が合法化されている。
カスティーヨさんの父親は宗教団体の支援を受け、安楽死手続きを中止させるために訴訟を起こした。18カ月に及ぶ法廷闘争の末、裁判所は安楽死を最終的に認めた。
ニューヨーク・ポストによると、米国務省は公電で「カスティーヨさんが国家の保護下にある間、繰り返し性的暴行を受け、加害者に対する司法的正義が実現されなかったとの疑惑に深い懸念を抱いている」と記した。
また「われわれは、カスティーヨさんが最終段階で安楽死の実施にためらいを示したにもかかわらず、こうした兆候が無視されたとの報道を認識している」とし、「本件は、とりわけ精神疾患や末期以外の苦痛に関する事例におけるスペインの安楽死法の適用について、深刻な懸念を示すものだ」とした。
これに対しスペインでは強い不快感を示していると、ポリティコ欧州版は伝えた。
スペインのモニカ・ガルシア保健相は1日、Xで「米国では毎年、保険なしで数千人が死亡しており、トランプ氏はガザ地区やイランにおける人権侵害を支援し実行している」として、「干渉はやめるべきだ」と批判した。
さらに「スペインは強固な保健体制を備えた責任ある国家だ」とし、「法的規制の下で、臨床委員会が評価し、裁判所が承認する尊厳ある死を求める人々を含め、すべての国民を保護し支援する枠組みを備えている」と強調した。
カタルーニャ自治州のサルバドール・イジャ首相もXで「わが国の医療従事者を悪意ある攻撃から断固として守る」とし、「われわれは世界最高水準の模範的な法制度の下で、尊厳ある死を迎える権利を擁護する」と述べた。
