
サッカーの国際親善試合でスペインのファンが差別的チャントを行った件で、同国カタルーニャ州の警察が1日、捜査を開始した。写真はスペイン代表のラミン・ヤマル。スペインのクルナリャー・ダ・リュブラガートで3月撮影(2026年 ロイター)
[マドリード 1日 ロイター] – サッカーの国際親善試合でスペインのファンが差別的チャントを行った件で、カタルーニャ州の警察が1日、捜査を開始した。
31日のスペイン─エジプト戦は、本来カタールで開催予定だったが、中東情勢の悪化を受けてバルセロナ近郊エスパニョールの本拠地で行われた。結果は0─0の引き分けに終わったが、試合中にスペイン側のサポーターが「ジャンプしないやつはムスリムだ」と、イスラム教徒をやゆするようなチャントを行っていた。
スタジアムの大型スクリーンには、差別や外国人排斥に加担する行為は犯罪であるとのメッセージが表示されたが、チャントは続いた。
スペイン代表で自身もイスラム教徒であるラミン・ヤマルは、インスタグラムに「スタジアムで宗教を冗談として使うのは、無知で差別的な人間だと思われることにつながる。サッカーは純粋に楽しみ、応援するためのもので、他人やその人の信仰をおとしめるためのものではない」と投稿。
ボラーニョス法相はX上で「差別的な侮辱やチャントは社会全体の恥だ。極右はあらゆる場所に憎悪を持ち込む。今日、沈黙を守る者も共犯者となる」と述べた。エジプト・サッカー協会も「嫌悪すべき差別行為」と非難している。
ルイス・デラフエンテ監督は記者団に対しファンの差別的な言動は容認できないとコメント。「そのような人々はサッカーを代表する存在ではない」と述べた。スペイン・サッカー連盟もソーシャルメディア上に「サッカーにおける差別に反対し、スタジアム内のあらゆる暴挙を非難する」との声明を出した。
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