
写真はバンス米副大統領。ホワイトハウスで3月撮影。REUTERS/Jonathan Ernst
[ワシントン 1日 ロイター] – バンス米副大統領がイラン情勢を巡りパキスタンの仲介者と協議を行っていたことが1日、関係筋の話で分かった。協議は3月31日にも行われており、イランに対する軍事作戦による交戦の終結に向けバンス氏の役割が拡大していることを示すものとしている。
関係筋がロイターに明らかにしたところによると、バンス氏はトランプ大統領の指示を受け、一定の米国の要求が満たされれば停戦に応じる用意があるというトランプ氏の姿勢を非公開の場で示した。要求にはホルムズ海峡の再開などが含まれているという。また、トランプ氏は「不満を募らせている」として、イランが合意に応じなければ、同国のインフラに対する圧力が一段と強まるという「厳しいメッセージ」も伝えた。
バンス氏と共に交渉に関与しているとトランプ氏が明らかにしているルビオ国務長官、ウィットコフ中東担当特使、トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏も引き続き協議に関与しているという。
米国とイスラエルによるイランに対する軍事攻撃開始から5週間が経過する中、バンス副大統領は交戦の終結に向けた交渉で一段と大きな役割を担い始めている。バンス氏は2028年の次期大統領選でトランプ氏の後継者としての有力候補の一人。米軍の長期的な海外関与に懐疑的な立場を取っており、慎重な姿勢が現在の対応にも反映されているという。
トランプ大統領はイランのインフラを攻撃する可能性があると警告してきたが、イランとの合意を模索するため、イランのエネルギー施設への攻撃を4月6日まで延期すると表明している。
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