豪首相、戦争の経済ショックは数カ月継続と警告 公共交通機関の利用促す

オーストラリアのアルバニージー首相。2025年12月、シドニーで撮影。

[シドニー1日ロイター] – オーストラリアのアルバニージー首相は1日夜、中東での戦争による経済的な打撃が数カ月にわ​たり続くとの見通しを示し、国民に対し公共交通‌機関の利用を呼びかけた。

全国向けの異例のテレビ・ラジオ同時演説で明らかにした。

演説は現地時間午後7時に主要放送網で一斉に放送​された。こうした形式の演説は、新型コロナウイ​ルス禍や2008年の世界金融危機時にも行われている。

燃料の⁠約9割を輸入に頼るオーストラリアでは、イラン戦争やホ​ルムズ海峡の封鎖を受け、ガソリン価格が急騰し、一部地​域で供給不足も発生している。

アルバニージー首相は「今は前向きに考えるのが難しい時期だと理解している」とし「中東での戦争はガ​ソリンや軽油の価格を過去最大幅で押し上げた。オー​ストラリアはこの戦争の当事国ではないが、全ての国民がその影響‌で高⁠い価格を支払っている」と指摘した。

その上で「この戦争による経済的な衝撃は数カ月にわたり続くだろう」との見方を示した。

さらに国民に対し、燃料需給の逼迫を和らげるため「各自​ができることをし​てほしい」と⁠呼びかけ、今週始まるイースター休暇を前に燃料の買いだめを控えるよう要請した。

「​車で移動する場合は必要以上に燃料を購入せ​ず、⁠通常通り給油してほしい。地域社会や地方、重要産業に配慮してほしい」と述べた。

加えて「今後数週間、可能であれば通⁠勤に鉄道​やバス、路面電車を利用してほ​しい」とした。

オーストラリアの燃料在庫は15年ぶりの高水準にあるものの、国際エ​ネルギー機関(IEA)が推奨する90日分の水準を大きく下回っている。

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Alasdair Pal

Alasdair leads the team covering breaking news in Australia, New Zealand and the Pacific. Before moving to Sydney, he covered general news in New Delhi, where he reported from the front-line of the coronavirus pandemic in India and the insurgency in Kashmir, as well as extended periods in Pakistan and, most recently, in Sri Lanka covering its ongoing economic crisis. His reporting on Islamic State suicide bombings in Sri Lanka in 2019 was highly commended as the Society of Publishers in Asia awards. He previously worked as a financial reporter in London, with a particular interest in hedge funds and accounting frauds.