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2026年3月30日 19:58

100年前も「現世の地獄。ああ、物価高…」愛媛県公文書センター完成 約3500点の貴重資料が閲覧可能

県勢展覧会資料より(愛媛県所蔵)

「人間は物価の上に色々割増をつけて、お互いに苦しんでいる。アホウ、アホウ」

物価高に苦しんでいる人たちを、「現世の地獄」と書かれた”がい骨”にとまった鳥が空から見てあざ笑う。これは、約100年前に愛媛県庁の職員が描いたイラストです。

1929年、現在も使われている愛媛県庁本館の落成を記念して行われた「県勢展覧会」。本館の落成式にあわせて、県庁の各課が趣向を凝らして県内の状況を紹介するイラストなどを作成し、県民に向けて展示しました。

この「県勢展覧会」の資料は、県が4月1日に開設する「県公文書センター」の準備作業の中で新たに見つかったものです。3月30日、オープンを前にセンターと資料が報道関係者に公開されました。そこには今の社会を考える上でも貴重な資料が保存されています。

(報道部 植田竜一)

「全国で46番目」にオープン

行政機関の公文書は、単なる記録という意味合いを超えて、社会や行政の在り方を考える手がかりとなり、今を生きる私たちへヒントも提示してくれる貴重な資料群です。

愛媛県の公文書センターは、都道府県レベルの公文書を保管・閲覧する施設としてはなんと”全国46番目”。県はこれまでも公文書が持つ重要性を踏まえて適切に保存してきたといいます。しかし、他の事業との兼ね合いから予算化・事業化がずれ込み、このタイミングでの開設となったとしています。

県庁には未整理の資料も含めて約13万2000冊の公文書が保存・保管されています。

公文書センターの一般利用開始は5月1日からで、このうち、1912年度(大正元年度)~1952年度(昭和27年度)までの公文書、約3500冊を閲覧することができるようになります。

インターネットを通して全国どこからでも資料検索・利用申請が可能。その後、担当者から「資料の準備ができた」との連絡を受けて、実際にセンターを訪問することで閲覧することができます。通常の図書館と異なり、予約なしでは閲覧できないということです。

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