フォーリンラブのバービーさんが芸人として、ひとりの女性として、モヤモヤしたことや疑問に思ったことなどと向き合い、自らの言葉で本音を綴っているFRaUweb連載「 本音の置き場所 」(毎月27日更新)。2月末から、アメリカがイスラエルと共にイランに対して実施した大規模な軍事行動に関するニュースが連日報道されていますが、このニュースを見るたびに不安が募り、うまく呼吸ができていない感覚になるというバービーさん。いま感じていることを率直に綴っていただきました。
バービー連載10回までが1冊になった初のエッセイ集『 本音の置き場所 』は こちら
イランへの軍事攻撃がのしかかる
最近、うまく呼吸ができていない気がする。
ドナルド・トランプ政権下のアメリカとイスラエルが、2月28日にイランへの軍事攻撃を開始した。戦闘が始まり、さらに世界に影響が広がるかもしれないというニュースがテレビからもネットからも流れてくる。
追いかけてくるような情報をうまくかわすことができず、肩にも心にもズシンとのしかかる。肺のあたりが硬くなっていて、大きく吸い込もうとしても途中で止まってしまう。そんな感覚が続く。
なにもかもうまくいかない。そんな気分になってきた。
建設中の新居に影響するのでは
いま建設中の新居への影響を考えて不安になる。原油の価格が高騰してガソリン代が上がったら、建設素材を運ぶのだってお金がかかるし、そもそも建築素材が値上がりしたりしないのだろうか。工事費が膨大になるってことはないのだろうか。
最近は現場でうまく考え、対応する自分の能力にも自信が持てないし、だからといって打開策も見つからない。
そんなとき夫婦のすれ違いを埋める時間もない。もうどうしたらいいのかわからない。さらに今月は、PMSも生理痛も酷かった。婦人科で診てもらっても検査の結果は芳しくない。
不安が、ずっと身体の中に居座っている。この鬱々とした気分もただのホルモンの影響かもしれない。
そう願った。
そこに、子どものイヤイヤ期が追い打ちをかける。1歳半の子どもは待ってくれない。
インプットの時間は、相変わらずゼロだ。何も積み上げられていない気がして、取り残されていく焦りだけが増えていく。気づくと、頭の中がずっと未来にある。
といっても、希望的未来ではない。まだ起きていないことを想像して、不安だけを先取りしている。

目の前では子どもが泣いているのに、私は「ちょっと待って」と言いながらニュースから目が離せなくなっている。
スマホの画面には、新型兵器の無機質な性能解説と、命を落とした子どものニュースが、同じタイムラインに無慈悲に並んでいる。それがあまりに日常的に、指先ひとつで流れてくることに、私の心はもう受け止めきれなくなっていた。
スマホの光に吸い込まれて、息をするのを忘れていた。
