南海電鉄、18.3万㎡
南海電気鉄道は3月27日、「北大阪流通センター」(大阪府茨木市)内で建設工事を進めていた大型マルチテナント型物流施設「北大阪トラックターミナル7号棟」の供用を4月1日に開始すると発表した。

7号棟は、「北大阪トラックターミナル1号棟」「大阪府食品流通センターE棟」に続く北大阪流通センター再開発の第3弾となる基幹施設。

旧泉北高速鉄道を2025年4月に吸収合併し、南海電鉄が直接物流事業を手掛けることとなってからは初めての再開発事案。
延床面積は約18万3000㎡(約5万5400坪)、地上6階建ての施設で、1階はトラックターミナル、2~6階は配送センターとして運用する。
全ての階に直接アクセス可能なダブルランプウェイを備えている。
大規模なマルチテナント型物流施設としては全国で初めての中間層免震構造を採用するほか、停電時にも電力供給が可能な非常用発電設備を導入、BCPニーズに対応する。
施設概要
・所在地 :大阪府茨木市宮島2-5-1(北大阪トラックターミナル内)
・着工 :2024年6月
・竣工 :2026年3月31日
・供用開始予定:2026年4月1日
・延床面積 :約183,000平方メートル(約55,400坪)
・構造 :地上6階建(中間層免震構造)
・環境、BCP対応:屋上太陽光発電設備、外壁サンドイッチパネル、非常用発電設備、EVトラック充電設備、DBJ Green Building認証(取得予定)
7号棟は幹線輸送を行うトラックターミナルと配送、保管、流通加工等の役割を担う配送センターが一体となった複合的な物流施設として、迅速かつ効率的な物流を実現できると見込む。


トラックターミナル

配送センター
近畿自動車道の摂津北ICから約1.2km、大阪市内からは約10kmに位置し、名神高速道路、近畿自動車道、中国自動車道などの高速道路と、大阪中央環状線や国道1号線などの主要幹線道路に近接している。流通業務地区内に立地するため、24時間365日稼働が可能。
1区画約850坪から賃貸可能にしているほか、各区画に対応した事務所を設けている。
施設内にはコンビニエンスストアを設置するほか、働く人たちがくつろげる憩いのスペースとしてラウンジなどを設置。通勤用の駐車場や駐輪場も整備している。

ダブルランプウェイ

車両の出入りが頻繁なスルー型の1階トラックターミナル部は、耐震構造とすることで免震構造では必須のエキスパンションジョイントがなく、スムーズな車両の通行を可能にしている。2階以上の配送センターは免震構造を採用し、震災時でも荷崩れなどを起こりにくくしている。
屋上には太陽光パネルを設置。発電容量は888.8kWで、初年度想定の年間発電量は合計約1600MWhとなる見込み。生み出した電力は施設内で自家消費する。

免震構造見学スペース

太陽光パネル(いずれも南海電気鉄道提供)
(藤原秀行)