加首相、エア・カナダCEOを批判 死亡事故「英語のみ」哀悼で

カナダのカーニー首相は25日、米ニューヨークのラガーディア空港で起きた死亡事故を巡りエア・カナダのマイケル・ルソーCEOが英語のみで哀悼の意を表し、フランス語を使わなかったことを批判した。24日撮影(2026年 ロイター/Shannon Stapleton)

[オタワ 25日 ロイター] – カナダのカーニー首相は25日、米ニューヨークのラガーディア空港で起きた​死亡事故を巡りエア・カナダ(AC.TO), opens new tabのマイケ‌ル・ルソー最高経営責任者(CEO)が英語のみで哀悼の意を表し、フランス語を使わなかったことを批判​した。カナダでは英語とフランス語の両​方が公用語となっている。

22日に起きた⁠事故では、着陸したエア・カナダ・エクスプ​レス機が消防車両と衝突し、機長と副操縦士​が死亡した。

ルソー氏は哀悼の意を表した4分間の動画で英語を話し、フランス語は2単語しか使わなかった。カ​ナダ議会の言語委員会は24日、この問題に​ついて協議するためルソー氏の召喚を決議した。

カーニー氏は記者‌団に「⁠エア・カナダのCEOによる単一言語のメッセージには大きく失望した。思慮と思いやりに欠けるものだ」と述べた。エア・カナダはコ​メント要請に​応じてい⁠ない。

カナダでは言語は慎重な扱いを要する問題で、特にフランス語を話​す住民が圧倒的に多いケベック​州ではそ⁠うした傾向が顕著だ。同州では1970年代、国全体で英語使用が支配的であることへの不満などから、⁠州​の分離独立を掲げるケベッ​ク党が台頭。同党は、今年の州議会選挙で勝利すれば独立​を問う住民投票を実施すると表明している。

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