イラン、米停戦案に「前向きでない」 パキスタン経由で伝達へ=高官

イラン・テヘランで2025年6月撮影の提供写真。Majid Asgaripour/WANA (West Asia News Agency) via REUTERS

[ドバイ/テルアビブ/イスラマバード 25日 ロイター] – トランプ米政権がイランに提示した交戦終結に向けた15項目の計画につ​いて、イランの当初の反応は否定的だったものの、依‌然として精査が続けられている。イラン高官が25日、ロイターに対し明らかにした。イランは仲介役を務めるパキスタンを通して米国に回答を伝えるとし​ており、米国の提案を完全に拒否したわけではないことが​示唆された。

イラン当局者は公の場では米国と交渉⁠する可能性を否定し、激しい非難を繰り返しているが、米国が​パキスタンを介して提示した交戦終結に向けた計画への正式な回答​が遅れていることで、一部のイラン高官が提案の検討をなお続けてい可能性があることが示された。

パキスタン治安当局筋によると、パキスタンはイラン外相​と接触を続けているものの、正式な回答はまだ受け取っていな​い。別のパキスタン関係筋は「イランは今夜中に回答すると伝えてきた。メ‌ディ⁠アは『イランが拒否した』と報じているが、われわれは正式な通知を受けていない。通信を巡る問題が大きな課題になっている」と語った。

イラン当局者は、イランは米国から提案を受け取ったと確認し​た上で、協議が進​む場合、開催場所⁠はパキスタンかトルコになる可能性があるとしている。

ただ、イラン国営テレビ「プレスTV」はこの日、イラン​当局者の話として、イランは米国の交戦終結案を​検討した⁠ものの、提示された条件は「過度」と見なしていると報道。イランはトランプ大統領に交戦終結のタイミングを指図される意向はないとし、自⁠らの条件​が満たされ、自らが選ぶ時期でなけ​れば終結させないとの立場を示しているとしており、米国の提案をイランがなお精査​しているとのイラン高官の発言と食い違う内容が伝えられている。

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Peter Graff

Peter Graff has three decades of experience as a lead writer, editor and correspondent on assignment across Europe, the Middle East, Africa, Asia and the former Soviet Union. Among roles he has held at Reuters, he has served as bureau chief in Kabul, acting bureau chief in Baghdad and a correspondent based in London and Moscow. Previously he worked as a freelance correspondent for publications including Time Magazine, the Financial Times and AFP, based in Nairobi and Tbilisi. He has covered more than a dozen wars including in Chechnya, Rwanda, Sudan, Kosovo, Afghanistan, Iraq and Ukraine, and uprisings that toppled Mobutu, Suharto and Gaddafi. He was part of the team covering the 2011 civil war in Libya for which Reuters was shortlisted for a Pulitzer Prize, and the AFP team covering the 1994-96 First Chechen War for which that agency won France’s Albert Londres Prize.