
サッカーのファン団体「フットボール・サポーター・ヨーロッパ」らが24日、EU欧州委員会に対し、今夏に米国、カナダ、メキシコで開催されるW杯の高額チケットを巡り、苦情を申し立てた。メキシコのモンテレイで14日撮影(2026年 ロイター)
[24日 ロイター] – サッカーのファン団体「フットボール・サポーター・ヨーロッパ」(FSE)らが24日、欧州連合(EU)の欧州委員会に対し、今夏に米国、カナダ、メキシコで開催されるワールドカップ(W杯)の高額チケットを巡り苦情を申し立てた。
FSEは欧州の消費者団体「ユーロコンシューマーズ」とともに、18ページの申し立てを提出。両者は共同声明で「FIFA(国際サッカー連盟)は26年W杯のチケットを独占販売し、その力を利用し、競争のある市場なら決して受け入れられないような条件をファンに課している」と述べた。
両団体は、チケット価格が過去のW杯と比較して大幅に高額だと指摘。7月19日に開催される決勝戦のチケットは最低価格が4185ドル(約66万円)で、22年W杯決勝時の最低価格帯の7倍に相当する。
FIFAは昨年、法外なチケット価格を設定しているとの批判を受け、出場チームのサポーター向けチケットについて、60ドルの低価格チケットを用意すると発表。しかし、実際にはこの価格のチケットがほとんど手に入らないと欧州のファンが声を上げており、FIFAは追加販売を迫られた。
申し立てはこの件について、EUの消費者法で違法となる「おとり広告」だと非難。他にも強引な販売手法を問題視し、座席の位置や返金ポリシーに不透明な点があると訴えている。
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