■420馬力! 日産が「新型フェアレディZ」発表!

 2026年3月23日、日産の北米部門はスポーツカーを愛するすべてのファンに向けて、大きな歓喜をもたらすニュースを発表しました。

【画像】超カッコイイ! これが日産「新型フェアレディZ」です!(98枚)

 日本名「フェアレディZ」こと「Z」およびハイパフォーマンスモデル「Z NISMO」の2027年モデルを初公開するとともに、まもなく開催の「ニューヨーク国際オートショー」にて待望のデビューを飾ることが明らかになったのです。

 今回の改良は単なる年次改良の枠を大きく超え、デザインの刷新からハンドリングの洗練まで多岐にわたりますが、何よりも世界中のファンを熱狂させる最大のトピックは、Z NISMOに待望の「6速MT」搭載モデルが追加されたことでしょう。

 同車はこれまで、圧倒的な速さを誇りながらも2ペダルのみの設定でしたが、日産は「自分でギアを操りクルマと直接対話したい」というファンの切実な声に真摯に耳を傾けました。

 今回新たにNISMO専用として設計された6速MTは、標準モデルの「Sport」や「Performance」グレードよりもクラッチが強化されているだけでなく、シフトレバー比の変更によってストロークを大幅に短縮。

 手首のわずかな動きで、より素早く、コクッとしたソリッドな手応えのある、極上のシフトチェンジを実現しています。

 さらに、最高出力420馬力を叩き出す3リッターV型6気筒ツインターボエンジンにも、MT車専用の特別なチューニングが施されています。

 スロットル制御と点火タイミングを緻密に調整することで、アクセル操作に対してよりシャープなレスポンスを実現し、息の長いトルク感をドライバーに提供。

 加えて、車内の音響を演出するアクティブサウンドエンハンスメントなどのシステムもMT用に再調整されました。

 スポーツモードを選択すれば、ドライバーのシフト操作に呼応して吸排気サウンドがドラマチックに増幅され、キャビンを官能的な音色で満たします。

 そしてZ NISMOの進化はパワートレインだけに留まりません。

 フロントブレーキには、伝説的なスーパースポーツカー「GT-R」から受け継いだ2ピース構造の鉄アルミニウム製ブレーキローターを新たに採用しました。

 これにより、サーキットでの過酷な走行時における冷却性能が飛躍的に向上しただけでなく、フロント周りだけで約8.6kgもの強烈な軽量化を達成。

 この軽量化に合わせてサスペンションのセッティングも見直され、ステアリングラックの内部摩擦も20%低減されたことで、ドライバーの修正舵を減らし、より滑らかで正確なコーナリングフィールを獲得しています。

 一方で、標準モデルも魅力的なアップデートを遂げています。

 エクステリアはクラシックな歴代日産スポーツカーからインスピレーションを得た、新デザインのフロントバンパーとグリルを採用。

 グリルの開口部をボディ同色のバーが横切る造形となり、フロントノーズのエンブレムは「日産マーク」から誇り高い「Zエンブレム」へと変更されました。

 これらの形状変更は単なるドレスアップではなく、冷却用の空気の流れを最適化しつつ、空気抵抗と車体を浮き上がらせる揚力を低減する機能的なデザインとなっています。

 足回りにおいても、Performanceグレードには乗り心地とハンドリング性能をさらに高める大径モノチューブ式ショックアブソーバーを採用。

 ブラックのスポークと、機械加工仕上げが美しい新デザインの19インチ鍛造アルミホイールが足元を引き締めます。

 また、すべての2027年モデルにおいて、高Gでの激しいコーナリング時でも燃料ポンプ周辺の燃料レベルを安定させる新設計の燃料タンクが採用され、サーキットでの信頼性がさらに引き上げられました。

 ボディカラーには、初代S30型Zを彷彿とさせながらも、きめ細やかなパール効果で現代的な光と影のコントラストを生み出す新色「シンカイグリーンパールメタリック(日本モデルでは“雲龍グリーン”)」を追加設定。

「スーパーブラック」のルーフと組み合わされるこのカラーは、新設定されたタンカラーのインテリアと極上のマッチングを披露します。

 室内装備では、冷却ファンや磁気アライメント機能を備え、最大15Wの急速充電に対応した新型のQi2ワイヤレス充電器が採用されるなど、日常での使い勝手も抜かりなくアップデートされています。

※ ※ ※

 このように、待望のMT仕様を追加したZ NISMOを含む2027年モデルの新型Zは、2026年夏に北米の日産ディーラーに到着する予定。

 価格は発売が近づき次第、発表されるといいます。

「運転する喜び」を純粋に追求し続ける日産の情熱が結実したこの新しいZは、これからも世界中のスポーツカーファンを魅了し続けることでしょう。(くるまのニュース編集部)