■学校給食におけるアレルギー対策
本日は学校給食におけるアレルギー対策についてお話しします。いま食物アレルギーを持つ子どもたちは年々増えており特に重い場合にはアナフィラキシーショックと呼ばれ複数の臓器に一度に強い症状が出て急激に進行し命に関わるケースもあります。どの学校でもどの教室でも起こり得る重要な課題です。
■命を守る自己注射器エピペン
そのときに使用するのが命を守る自己注射器エピペンです。症状の進行を一時的に抑え救急搬送までの大切な時間を確保するための薬です。前橋市では現在このエピペンを処方されている児童生徒が219人おります。
■現場の取組と課題
こうした中で学校現場では医師の指導に基づいた個別対応や保護者との丁寧な情報共有さらにはエピペン使用を想定した研修など日々真剣に取り組んでいただいております。エピペンの使用はその場に居合わせた人の判断に委ねられその一瞬の判断が命を救うかどうかを左右します。重要なのは研修を受けたことではなく確実に行動できる状態にあるかです。私は研修の実施に加えて一人ひとりの対応力を確認し誰が対応しても同じレベルで命を守れる体制いわゆる属人化しない仕組みが必要ではないかと提案しました。
■子どもたちの理解と教育の力
そしてもう一つ大切なのが子どもたちの理解です。アレルギーは特別なものではなく、互いに理解し支え合うことが大切です。インクルーシブ教育の視点に立ち、子どもたちが自然に支え合える環境づくりを進めていくことが全ての土台になると考えます。給食の時間は単なる食事の場ではなく、子どもたちが関わり合い、思いやりを育む教育の場です。誰一人として食べられないことで寂しい思いや孤立をすることのないよう、教育の力に期待しております。

