カナダ天然ガス事業
三菱商事が挑む「LNGカナダプロジェクト」は、カナダ初の大型LNG事業です。日本のLNG需要の20%を超える量に相当する、年間1,400万トンのLNG生産能力を誇ります。また、カナダ西海岸にLNG輸出基地を建設することで、海上交通の要衝を通る必要がなく、政治的に安定したカナダから日本や東アジアへ、エネルギーの安定供給を可能にしました。50年以上のLNG事業の知見を活かし、脱炭素社会の実現とアジアへのエネルギー安定供給を目指す挑戦の軌跡や、私たちの思いをぜひご覧ください。
カナダ天然ガス事業
LNGとは?
液化天然ガス(Liquefied Natural Gas)。天然ガスを冷却し体積を600分の1に縮小することで、天然ガス生産地から遠く離れた需要地へ、船による大量輸送を可能にしたエネルギー。石炭や石油に比べて温室効果ガスの排出が少なく、経済成長やAIの普及によるエネルギー需要の増加、さらには低炭素化の潮流に応える「現実的な解決策」として重要性が高まっている。
01.カナダという新たな供給源確保で目指すエネルギーの安定供給
当社は世界各地のLNGプロジェクトへの参画を通じ、世界のLNG輸入量の約25%を占めるプロジェクトに関与しています。
伝統的な供給源はアジア・オセアニアが中心でしたが、2000年代後半の北米シェール革命の機を捉え、米国、そして今般新たにカナダへと、供給源を多様化してきました。カナダは日本・アジアとの距離が近く、海上交通の要衝を通る必要のない、地理的にも魅力的なLNG産出国です。
地政学リスクの高まりを受けてエネルギー安全保障の重要性が再認識される中、新規供給源の確保を通じて、エネルギーの安定供給に貢献することを目指しています。
世界で展開する当社の天然ガス事業
カナダの魅力
02.上流から下流までのバリューチェーンを構築、半世紀を超えるLNG事業を礎に
当社のカナダ天然ガス事業では、①カナダ内陸でシェールガス(天然ガス)を生産、②約670kmのパイプラインで西海岸に輸送、プラントでLNG(液化天然ガス)に液化し、③運搬船で日本などアジアへ輸送・販売する、上流から下流まで3事業から成るバリューチェーンを構築しています。
シェール革命の黎明期に、業界でも一歩先取りして取り組みを進めたことが、良質で競争力の高い上流シェールガス資産の取得と、中流のLNGカナダ立ち上げにつながりました。また、下流でLNG販売を担うDiamond Gas International Pte. Ltd.をシンガポールに設立、カナダ産を含む自社販売LNGのポートフォリオを構築することで、LNGトレーディング・販売機能を強化しています。
カナダ天然ガス事業のバリューチェーン
当社は1969年のLNG事業参入以来、原料ガスの上流開発から液化、輸送、販売に至るまで、LNGバリューチェーン全体に関与してきました。カナダLNG事業は、当社がそうして積み上げてきた事業開発やプロジェクトマネジメントの知見、顧客・パートナーとの信頼関係が事業の礎になっています。
当社のLNG事業の変還
