<div class="caption">組合が生産する宮古島在来種の黒豆小豆「パリの黒真珠」</div>

組合が生産する宮古島在来種の黒豆小豆「パリの黒真珠」

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公開日:2026年3月22日 18:50更新日:2026年3月22日 18:54

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 宮古島黒豆生産組合(渡真利朗男(あきお)代表)は、島在来の黒豆小豆を化学肥料や農薬を使わず「パリ(畑)の黒真珠」として生産。県の拠点産地の認定を目指し、2025年度の県の事業「6次産業化スタートアップ事業」に挑みました。農家20人を集め黒豆収穫の目算を立て、4月から加工施設「宮古島市地産地消振興センター」へ入居します。

組合が生産する宮古島在来種の黒豆小豆「パリの黒真珠」

組合が生産する宮古島在来種の黒豆小豆「パリの黒真珠」

 ただ、肝心の「黒豆を活用してどんな商品を作るのか」は曖昧なまま。最初はようかんやぜんざい、ふちゃぎ、黒豆豆乳、アイスキャンディーなど、ワイワイガヤガヤと収拾のつかない状況でした。研修で菓子製造のノウハウやスイーツ市場のトレンドを学び「おいしい黒豆あんこを作ることが1丁目1番地。それをベースにスイーツに展開し島内外に愛される商品を」と方向が定まりました。

 商品化への道のりは保健所との調整、製造免許取得、製造機械の選定、衛生管理など、農家には経験したことがない壁ばかり。でも渡真利さんのリーダーシップと組合員の「アララガマ魂」で一歩ずつ乗り越えています。「素人集団で右も左も分からなかったが、事業で課題と手順が分かった。支援に感謝している」と渡真利さんは話します。

 農家の皆さんが手塩にかけて育てた黒豆あずきの加工品、楽しくておいしい宮古島ならではの黒豆スイーツが続々と誕生することを期待します。

渡真利朗男さん

渡真利朗男さん