
CJオリーブヤング店舗(c)news1
【03月22日 KOREA WAVE】韓国のヘルス&ビューティー(H&B)ストア大手CJオリーブヤングが、単なる販売チャネルを超え、Kビューティーの成長を支える中核プラットフォームとして存在感を高めている。
業界によると、同社は2025年に売り上げ5兆8335億ウォン(約6416億8500万円)、営業利益7447億ウォン(約819億1700万円)を記録し、いずれも過去最高を更新した。売り上げは前年比21.8%増と大きく伸びた。
今回の成果は業績の拡大にとどまらず、オリーブヤングがKビューティーブランドの成長と海外消費者を結びつける“関門”へと進化した点にあると評価されている。
特に注目されるのは外国人需要の急増だ。2025年1〜11月の訪韓外国人による購入額は初めて1兆ウォン(約1100億円)を突破し、オフライン売り上げに占める外国人比率も28%に達した。近年は2%(2022年)から11%(2023年)、21%(2024年)と急伸しており、観光客にとって欠かせない訪問先となっている。
同社の強みは、店舗を単なる販売の場ではなく体験型空間へと転換した点にある。来店客は店頭で化粧品を試し、複数ブランドを比較できる「トライミー(Try me)」体験を通じて商品理解を深めることができる。
さらに、店内の電子ラベルをスマートフォンで読み取ることでオンラインの詳細ページに接続し、レビュー確認や在庫チェックが可能となる。オフライン体験からオンライン購入へとつながる消費動線を構築している。
即日配送サービス「今日ドリーム(Today Delivery)」も加わり、店舗は体験拠点であると同時に物流拠点としての役割も担うなど、オムニチャネル戦略が成果を上げている。
この成長はKビューティー産業全体にも波及している。年商100億ウォン以上の入店ブランドは2020年の36社から2025年には116社へと3倍以上に増加し、中小・インディブランドの成長を後押ししている。
同社関係者は、国内外でKビューティー体験が拡大しているとしたうえで、今後は米国でのオフライン展開やグローバルモールの強化を通じ、世界市場への展開を支援していくと述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
