盛り上がりの少なかった2026年1月とは違い、2月は米国のビデオゲームセールスランキングを騒がせる新作が次々と登場した。中でも『バイオハザード レクイエム』は初登場で2月のベストセラーゲームになっただけでなく、現時点で2026年に最も売れた作品にもなっている。

米国内での具体的な販売本数は不明だが、カプコンの発表によると、全世界販売本数はシリーズ史上最速で600万本を突破したという。

大きな変化があったのはハードウェアのみで、昨年の同時期にはまだ発売されていなかったNintendo Switch 2による影響が大きい。Switch 2のおかげでハードウェアは22%増の3億2600万ドル(約519億円)となり、Switch 2への支出がほかのコンソールへの支出減少を相殺した。ただし、PS5は依然として売上高および販売台数でトップとなっている。

Switch 2は発売から9カ月が経過した現在も初代Switchを上回る記録を出しており、米国では45%上回る記録となっている。注目したいのは、初代Switchが発売されてから9カ月目にあたるのは2017年11月であるため、どちらもブラックフライデー期間を経ているという点だ。

コンテンツへの支出は、モバイル向け以外のサブスクリプション支出は前年比27%増となった一方、そのほかの分野はすべて減少。さまざまな新作が発売されたことを考えると、当初はこの結果に驚いた。『バイオハザード レクイエム』は初登場で月間および年間セールスで1位を記録し、『ドラゴンクエストVII Reimagined』は2月のランキングで9位、2026年のランキングで14位に入った。『マリオテニス フィーバー』は2月のランキングで11位(Switch 2の中では1位)、『ゴッド・オブ・ウォー スパルタの申し子』は14位(PlayStationの中では6位)、『僕のヒーローアカデミア All’s Justice』は17位、『Resident Evil Generation Pack』(日本向けタイトル『バイオハザード 30th Special Pack』)は20位だ。おもしろいことに、任天堂のプラットフォームにおいては、『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールドエディション』、『バイオハザード ヴィレッジ Z Version ゴールドエディション』、『バイオハザード レクイエム』が収録されている『Resident Evil Generation Pack』のほうが、「レクイエム」単体よりも売れていた(パックは4位、単体は6位)。これは、任天堂ファンの間で「バイオハザード」に対する非常に大きな需要があることを示している。

しかし、2025年2月のランキングを見てみると、比較対象としては厳しいものだ。昨年2月は『モンスターハンターワイルズ』が初登場1位、『Kingdom Come: Deliverance II』が2位、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』が3位、『ゴルフ PGAツアー 2K25』が4位、『Avowed』が7位となっている。それに比べると、今年の2月はかなり静かなほうだ。