
ホワイトハウスで行われた日米首脳会談の冒頭の様子。3月19日、米ワシントンで撮影(2026年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[19日 ロイター] – トランプ米大統領は米国時間19日昼に始まった高市早苗首相との会談の冒頭、日中関係に言及し、「少し関係がぎくしゃくしていると思う。私は理解しているつもりだ」と語った。自身の訪中日程が延期になったことを説明し、「日本の懸念について習近平国家主席に伝えようと思う」と述べた。
高市早苗首相は「(日本は)中国に対してはオープンだ。冷静に対応している」とした上で、「米中関係も含め、地域の関係、世界のサプライチェーン(供給網)に貢献するものであることを願っている」と話した。
日中関係は昨年11月、高市氏が台湾有事を巡って「存立危機事態になり得る」と国会で答弁して以降悪化した。中国が軍民両用(デュアルユース)品の対日輸出規制を発表するなど反発を強める中、高市氏は自身の発言について「日本政府の従来の立場を変えるものではない」と説明し続けてきた。
こうした状況に対し米国家情報長官室は18日に公表した「世界の脅威」に関する年次報告書で、高市氏の国会答弁について、日本の体制において「重みがある」とし、現職首相にとって「重大な転換」だと指摘した。
(久保信博 編集:鬼原民幸)
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