Aile The Shotaから見たTAGRIGHT

――では、ここからAile The Shotaさんにもご参加いただきます。よろしくお願いします!

Aile The Shota:お邪魔します!

――まず最初に、Shotaさんは『TAG SEARCH』含め、TAGRIGHTをどう見ていらっしゃったのでしょうか。

Aile The Shota:そもそもの始まりは、僕が所属している事務所のオーディションに大ちゃん(前田)が参加してくれていたところからなんですね。もちろん当時から認識はしていて、その後タイプロに出ているのを知って、何かのタイミングでInstagramを見つけたら、僕をフォローしてくれていたんです。そこで、フォローを返したんだよね?

前田:はい。その時にShotaさんがDMを送ってくれました。

Aile The Shota:そうだ、そうだ。「フォローしていてくれてありがとう」みたいなDMを送って、連絡を取るようになって。僕のワンマンライブのプライベートアフターパーティーにも遊びに来てくれたんですよ。その後に「実は今、ボーイズグループをやろうと思ってメンバーを探していて。1曲書いてほしいんです」と言ってくれたので、「もちろん。楽曲で良ければ携わらせてもらいたい」と返信して。智ちゃん(西山)含めて3人で話をした時に、シンパシーを感じましたね。いわゆるボーイズグループ戦国時代と言われている今、どう唯一無二性を出していくかって大事になると思うんです。それで言うと2人はメンバー集めの時点から特異性があって、新しいこと、前例のないことをやっていたので、共感したというか。

――たしかに、Shotaさんと通ずる部分がありますね。岸波さんは合宿で初めて会ったのですよね?

Aile The Shota:そうですね。志音含め、他のメンバーも“タマゴ感”がすごくありました(笑)。原石でもあるし、まだ殻が開いてない感じもあって、「あ、タマゴが5ついる……」と。プロデューサーがいて、大ちゃんと智ちゃんの2人がいて、そこに集まってきた5人という構図も不思議で面白いな、と思いました。その流れで7人が僕に歌声を聴かせてくれるという、シュールさもありましたけどね。俺だったら、あそこで絶対歌いたくないもん(笑)。

岸波:あれは緊張しました……。僕はあの時がShotaさんとはじめましてでしたが、もちろん一方的に存じ上げてはいました。

Aile The Shota:僕も名前は聞いていましたよ。「花言葉」を一緒にプロデュースしたUTAくんと元々一緒にやっていたんだよね? その話は聞いていたから、「どの子だろう?」と思って。声がいい子を集めているというのは知っていたので、アカペラで歌が聴けて楽しかったですね。

前田:あれが一番オーディションっぽかったよね(笑)。

――そんなAile The Shotaさんに楽曲プロデュースしてもらうと決まった時は、どんな感想を持ったのでしょうか。

前田:まず、めちゃくちゃ嬉しかったです。Shotaくんの歌もずっと聴いていたので、知り合えた時点で嬉しかったのですが、楽曲制作を了承してくださって、一緒にスタジオに入って曲作りができたこと自体が信じられませんでした。

西山:楽しかったよね。

前田:めっちゃ楽しくて、幸せでした。

――初めてShotaさんに会った時と、制作を一緒にした後で、印象は変わりましたか?

前田:変わらないです! ずっと「アニキ」ですね。最初から優しくて、長所を伸ばしてくれるんですよ。

Aile The Shota:嬉しい。今回は楽曲提供というよりもプロデューサー的側面を持って携わらせてもらったので、僕も勉強になりました。三代目 J SOUL BROTHERSやBMSG MARINEの楽曲制作をさせてもらって、プロデューサーとしての側面を評価してもらえるようになったタイミングで、大きな可能性をもったTAGRIGHTに声をかけてもらったのが嬉しくて。気合いを入れて、「名曲残したろ!」と(笑)。

前田:本当に名曲ができ上がりましたよ!

岸波:僕、初めて会った時、Shotaさんが「どうも、SKY-HIです」と言いながら部屋に入ってきたんですよ。

西山・前田:そうだった、そうだった!(笑)

Aile The Shota:俺、もう病気だなぁ(笑)。

岸波:でも、あれがあったことで空気がかなり和らぎました。

西山:結構緊張感あったもんね。

岸波:はい。なので、最高でした。ありがとうございました。

前田:今の印象は?

岸波:今はもうSKY-HIさんではないとわかりました(笑)。僕も「アニキ」と呼ばせてください!

Aile The Shota:嬉しいな~! この感じが超かわいいですよね。

同じように葛藤を抱いている子たちにも届く歌詞ができた

――そんなAile The Shotaさんが作られた「花言葉」、TAGRIGHTに向けて当て書きをしたいとお話されていましたが、そう思ったのはなぜだったのでしょうか。

Aile The Shota:楽曲提供って、正直誰でもできると思うんです。いいライターさん、作家さんはたくさんいますから。でも、僕にオファーしてくれているのなら、大ちゃんと智ちゃんが自分の言葉として歌えるものにしたくて。楽曲を書く僕ももちろん大切にするのですが、歌ってくれる2人が曲を大事に思って自分の言葉として発すると、ファンの方がそれをキャッチしてくれてストーリーが生まれるんですよね。ディスカッションをすれば2人だけのものになる曲が書けると感じていたので、3人でミーティングをしてすぐに書き上げました。

――そのミーティングは放送されていた1回のみだったのですか?

Aile The Shota:どうだったっけ? でも、あの時はかなり長く話していました。あとはスタジオで制作する時に「どういう言葉で表現しようか」と話したり、僕自身もデビュー前に感じていたもどかしさとリンクする部分を探したり。

――西山さん、前田さんのアウトプット力と、Shotaさんのキャッチアップ力があったからこそできた曲なんだなと感じました。

前田:そうなんですよ。Shotaさんが色んな話を引き出してくれて。

Aile The Shota:2人の話も素晴らしかったよ。アウトプットというよりも、きっと自分ととことん向き合っているからできるんでしょうね。僕、自分をちゃんと見つめて、絶望や疑いみたいなものを持っていて、でもちゃんと自分を信じているという人に惹かれるんですね。2人はそれを持っていると、最初に会って話した時に感じました。この世代でなかなかいないので、稀有ですよね。

前田:Shotaさんもそれをちゃんと理解してくださるんですよ。肯定してくれるというか。なので、話をしていて、泣きそうになりました。

西山:一番最初のミーティングはオンラインでやったんですね。僕たちの背景やこれまでどんな経験をしてきたかをお話しさせてもらっていたのですが、Shotaさんはそれを全部ノートにメモしてくれていて。真摯に向き合ってくださっていたので、絶対にいい曲ができ上がると確信していましたね。

Aile The Shota:大きく分けた時に、2人と僕は似ているんですよ。大ちゃんにも、智ちゃんにも共感できたので、その噛み合いは割とスムーズにいって。そこから2人の言葉ではなく、TAGRIGHT7人の言葉にしていくことをやっていたので、めっちゃ濃密な制作でした。

▲「花言葉 – Special Clip -」

――歌詞も然ることながら、サウンド感もいいですよね。“Aile The Shota節”がほのかに感じられるというか。

Aile The Shota:僕もバキバキに歌って踊るというボーイズグループマナーではないことをやっている人間なので、Aile The Shotaのアイデンティティを残してもいいのかな、と。しかもUTAくんとLOARくんも(楽曲制作に)入ってくれるので、この座組ならAile The ShotaをTAGRIGHTに上手く変換してくれるんだろうなとも思っていました。かつ、その場に2人がいてくれて、歌ってもらって。「高い? テクすぎ?」と話し合いながら作っていきましたね。

前田:そのやり取りが興奮しました。0から1を作るという作業が初めての経験だったので、めっちゃ楽しかったです。

西山:僕が曲を作る時は、トラックに対してメロディーを乗せてから歌詞を書いていくんです。でもShotaさんは歌詞を重視されているから、逆のプロセスなんですよ。それを体験できたことは面白かったですし、クリエイティブの視点もめちゃくちゃ広がりました。

――実際、歌ってみて難しかったですか?

岸波:(食い気味に)やばいです!

前田:多分志音が一番難しいんじゃない?(笑)

――岸波さんはオーディションの合宿で「花言葉」を初めて聴いたんですか?

岸波:そうですね。初めて聴いた次の日にレコーディングだったんですよ。なので、もう必死に覚えた記憶しかないです。

Aile The Shota:そうだよね~。

岸波:ダンスも作らなくちゃいけなかったしで、焦りました。でもいい曲。僕は地下で練習してきた期間が長かったので、すごく刺さりました。

Aile The Shota:聴いてくれている時の顔をめっちゃ覚えている。自分に届く歌詞を探そうとしている感じや、「やべ、振り作んなきゃいけないんだ」と思っている感じが伝わってくるんですよ。「そうなるよね」と思いながら見ていました(笑)。

岸波:でも、今では本当に大好きな曲です。

――ボーカルでこだわった部分があったらお聞きしたいです。

Aile The Shota:LOARくんにも来てもらって、僕と2軸でしっかりディレクションをしながら7人それぞれの声を探しました。1、2日でしたが、その中でもすごく成長していて、歌いながら伸びていくのを感じられましたね。合宿の時とはまったく別人。合宿では反射神経が試されていましたが、それを経た上でのレコーディングだったので顔つきが違っていて。でも、「むず!」とは言っていましたけどね(笑)。

岸波:でも、Shotaさんはじめ、いろんな方がいいところを引き出してくれるので、和やかにレコーディングできました。いいテイクが録れると、すごく盛り上がってくれるんですよ。

前田:パーティーみたいになってたもんね。

Aile The Shota:LOARくんがすごいんですよ。ホームラン打った時の客席みたいな盛り上がりをするんです(笑)。

西山:「うぉー! これだよね!」って(笑)。

前田:だから楽しくレコーディングできましたね。

Aile The Shota:レコーディングが楽しいと経験することって、めっちゃ大事。職業として音楽をやっていく中で、純粋に音楽を楽しむことは忘れちゃいけない命題と思うんです。なので、楽しくレコーディングしてもらうことは意識していましたね。

西山:僕は、反射神経が良いタイプというか、曲を聴いた後の1発目の方がいいことが多くて。今回も練習をしすぎたり、気張ったりした状態でのレコーディングだったんですね。なので全然うまくいかなくて。そんな中で、ShotaさんやLOARさんがスキル面、気持ちの面で細かく教えてくださったので立て直すことができました。おっしゃっていただいたことは全部覚えています。

Aile The Shota:今回、7人それぞれにかなりの情報量を落とし込んだんです。楽しみながら落とし込んで、「さぁ、何割覚えているかな」と思っていたのですが、完成形を聴いた時によくここまで持っていけたなと思うくらいでした。

前田:レコーディングって届ける相手が見えないので、表情も真顔っぽくなりがちなのですが、「もっと気持ちを込めて」、「相手に届ける気持ちで」と言って盛り上げてくださるので、どんどん楽しくなっていくんですよ。結果、いいものができ上がったと思います。

――振り付けも加わりましたが、ダンスの見どころはどうでしょうか。

西山:振り付けをしてくれたのがFULLCAST RAISERZのLuiなのですが、僕、過去のオーディションで一緒に振り付けをやったことがあって。Luiはリリックを取ったり、音の繊細さを表現してくれるんですね。「花言葉」でも歌詞の意味を振りでも構成でもしっかり汲み取って、体現してくれました。そこは見どころだと思います。

――では最後に、「花言葉」の制作期間から今までで一番テンションが上がった時はどの瞬間だったか教えてください。

前田:僕はフックができ上がった時ですね。UTAさんのスタジオでフックができ上がって、歌を入れて聴いた時はテンションが上りました。スタンディングオベーションしたくらい。絶対にいい曲になると確信しましたね。

西山:僕は【BEAT AX vol.9】で披露したときかなぁ。アウトロの音を取る振りがあるのですが、音が見えてくるようですし、大きな会場でパフォーマンスできたのは、テンションが上りました。すべてのパーツが揃った感じがしましたね。

岸波:昨日、「花言葉」のパフォーマンスビデオを撮影したんです。改めてパフォーマンスしている時にウルッと来てしまって。もちろん、ずっと楽しくパフォーマンスしているのですが、自分で歌っている歌詞に改めてグッと来てテンションが上りました。やっと世の中に届けられるのが嬉しいです。

Aile The Shota:俺、今かも。志音くんの話を聞いて、あの歌詞を自分の言葉にしてくれたんだなと思えました。本当は歌詞を書けた時と言おうと思っていたんですよ。それこそ冒頭4行は7人と僕を説明するのに十分な4行だと思っていて。TAGRIGHTはもちろん、同じように葛藤を抱いている子たちにも届く歌詞ができた時は「とんでもない曲を作っちゃったね」とスタッフと話していたんです。でも、志音くんの言葉はそれを上回るくらいテンション上がったかも。嬉しいですね。

岸波:こちらこそ、素敵な曲をありがとうございます!

西山:僕たちの思いとShotaさんの思いが詰まった「花言葉」、たくさん聴いてください!

TAGRIGHT リリース情報

「jk」

Aile The Shota リリース情報

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