福岡県で事業などを展開するエフコープ生活協同組合は、統合人事システム「COMPANY」のタレントマネジメント製品「COMPANY Talent Management」シリーズ(CTM2.0)を採用した。製品を提供するWHI Holdingsが3月17日に発表した。

 同組合は福岡県篠栗町を本部にし、55万人が利用する食品の宅配・店舗事業を主軸に、共済・福祉・子育て支援など地域住民の暮らしをトータルサポートする事業を展開。フルタイムのスタッフは1433人、定時スタッフは1698人(2025年3月末現在)。

 同組合は「2030年ビジョン」の中で「組合内外にとって魅力的な組織の構築」「誰もが輝く職場づくり」を掲げている。配達や店舗、福祉サービスなど多様な現場があり、雇用形態や性別、年齢など属性を問わない職員の活躍や定着支援に取り組んでいる。

 そのためには、各職員の個性やスキルを深く理解し、適材適所の配置や個別にフォローすることが不可欠だが、膨大な人事情報からデータを抽出、分析して施策に生かすには、加工や整理に多大な工数を要し、高度な分析が困難な状態だった。そこで、タレントマネジメントシステムの導入を検討、CTM2.0の採用を決定した。

 同組合が約15年人事基幹システムとしてCOMPANYシリーズを利用しており、CTM2.0とのスムーズな連携で最新の人材データを最小限の工数で活用できる点を評価。人材の可視化から人員配置の最適化、従業員の学習支援、エンゲージメント調査、キャリア開発支援まで、将来的なニーズに合わせた豊富な機能を有する点も評価した。今回の導入による期待効果は2点。

 一つは、人材データの一元管理、可視化、分析の高度化による職場づくり。既存の人事基幹システムに蓄積された人事や給与、勤怠の各データに加え、職員のスキルやキャリア志向といった定性的な情報も集約し、職員情報を一元管理する。ダッシュボード機能で最新のデータを基にした年齢構成や勤続年数、男女比などの組織データを即座に確認でき、評価や異動歴を掛け合わせた高度な分析が容易になることで、人事部門の煩雑な集計作業を解消し、実効性のある配置計画や離職防止策の立案につなげる。

 もう一つは、伴走型サポートによる持続可能なタレントマネジメント基盤の構築。システムの導入だけでなく、運用と定着を見据えたサポートを活用し、導入前のデータ整備や業務プロセスの再設計を同時に実施。データに基づいた分析や配置計画を継続的に実行できる強固な人事業務のデジタル化基盤を構築する。

 エフコープは「データに裏打ちされた『誰もが輝く職場』を構築し、福岡の暮らしを支える組織として地域社会に貢献する組織づくりを加速させてまいります」とコメントしている。

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