東大阪市に“奈良公園のシカ”が越境したか 市内で初の目撃で複数の情報が市に寄せられる 奈良公園では過去最多の頭数のなかで縄張り争いに負け出ていく若いシカが増加も

今月11日以降、東大阪市内でシカの目撃情報が相次いでいます。
市によりますと、これまで市内でシカの目撃はなく、奈良公園から越境してきた可能性が高いということです。
11日、東大阪市中石切町1丁目で「シカがいます」と警察から市に連絡が入りました。
職員が駆け付けると、角が切られたオス2頭がいたということです。
2頭はその後行方がわからなくなりましたが、17日午後1時ごろまでに市に7件の目撃情報が寄せられていて、いずれも角を切られたオス1頭という情報だったということです。
市の健康部保健所は市内でシカが目撃されたのは初めてだといい、角が切られているなどの特徴や、10日に奈良県西部で似た特徴の6頭が目撃されていたこと、生駒山系にシカが生息していないことなどから、奈良公園から来た可能性が高いとみています。
奈良公園のシカの保護活動に取り組む「奈良の鹿愛護会」によりますと、公園内のシカの頭数は去年の調査で過去最多の1465頭にのぼり、若いオスが縄張り争いに負け、群れで公園の外に出ていくことが増えているということです。
市は17日現在で農作物や生態系への影響はないとしていますが、野生動物を保護することができないため引き続き見守りを続け、市民に対しては、「シカに出会ったとしても、餌を与えず刺激しなければ自然に立ち去ります。むやみに刺激するなどせずせず、落ち着いて行動してください」などと呼びかけています。
