近年の異常気象で山梨県内の果樹産業に異変が起きています。
全国有数の生産地として知られるサクランボが育ちにくくなっているとして、県果樹園芸会のオウトウ部会が休部したことが分かりました。
【写真を見る】サクランボに異変 専門部会が休部 気候変動で育ちにくく➡ブドウなどへ転作し会員数半減
今年1月に休部したのは、山梨県内の農家の技術向上などに取り組む、県果樹園芸会のオウトウ部会です。
園芸会は県内で果樹を栽培する専業農家を中心に、約660人が加盟していて、それぞれ生計の中心となる作物の専門部会に所属しています。
オウトウ部会の休部理由は会員数の減少で、会によりますと2000年ごろに約60人ほどいた会員数が、27人にまで減っていたということです。
背景にあるのは、近年の異常な高温です。
これまで国産サクランボの南限は山梨とされていましたが、近年は受粉を行う4月中旬ごろの気温が適正気温より2~4℃ほど高いことなどから、結実や生育不良などが増えているといいます。
こうした状況から、生計が成り立たなくなった農家の一部がブドウなどに転作したため、オウトウ部会の会員数が減少したということです。
果樹園芸会はサクランボ農家への情報提供は引き続き行うとしていて、「品種改良などを通して産地を再び盛り上げ、部会も再開させたい」と話しています。
