ふるさと納税の信頼を揺るがす事態に発展しています。指宿市の水迫畜産が不適正な表示をした牛肉が、県内の自治体のふるさと納税の返礼品になっていた問題です。13日、新たに鹿屋市と枕崎市のふるさと納税の返礼品にも問題の牛肉が入っていたことがわかりました。

 農林水産省によると指宿市の水迫畜産は「交雑種」や「ホルスタイン」の牛肉に「黒毛和牛」と表示していました。この他、「原産地」や「個体識別番号」についても不適正な表示があったことがわかっています。

 不適正な表示があった牛肉はあわせて27トン以上に上り、これまでに鹿児島市・指宿市・南九州市・姶良市の4つの市のふるさと納税の返礼品にもなっていたことが分かっています。

 農水省が水迫畜産に行政指導を行う中、自治体も立ち入り調査を行うなどして寄付者の特定を行い、今後の対応を検討しています。

 そうした中、13日新たに鹿屋市と枕崎市のふるさと納税の返礼品にも水迫畜産の不適正な表示がされた牛肉が入っていたことがわかりました。

 鹿屋市が契約する地元の業者が提供する返礼品の中に水迫畜産の牛肉が入っていたということです。業者からの連絡で発覚しました。返礼品については現在、受付を停止していて、寄付者の特定を急いでいるというこです。

 一方、枕崎市も13日、ふるさと納税の返礼品に水迫畜産の不適正な表示がされた牛肉が入っていたことを公表しました。枕崎市かつお公社が提供する牛肉の製品に入っていたということです。枕崎市も鹿屋市と同じく、既に寄付の受付を停止していて、水迫畜産の返礼品の配送を見合わせています。今後の具体的な対応については検討中だということです。

 新たに分かった鹿屋市と枕崎市は水迫畜産とは直接、契約を結んでいませんでしたが、他の事業者が提供する返礼品に入っていたということです。ふるさと納税の場合、こういうケースがあるんですね。この問題、まだまだ、影響が広がりそうです。