経営危機で今後のあり方が検討されている、第三セクター平成筑豊鉄道についてです。13日、沿線自治体の考えが出そろいましたが、その判断は割れています。

■報告会
「平成筑豊鉄道のあり方の検討結果を報告させていただきます。BRT案を選択いたします。」

福岡県直方市は3月13日、市議会議員に対して開いた報告会の中で、平成筑豊鉄道の線路を専用道路として整備してバスを走らせる「BRT案」を支持する考えを示しました。

直方市と行橋市を結ぶ平成筑豊鉄道は、利用者の低迷などで営業利益は赤字が続いています。

このまま鉄道を維持した場合、毎年およそ10億円の赤字が続くと試算されています。

福岡県や沿線9自治体などで構成される法定協議会は、今後のあり方について検討してきました。

平成筑豊鉄道の今後について、直方市の市民は。

■市民
「(なくなると)困りますね。」
「赤字なら大変だろうから、変えるのはやむを得ないと思う。」
「学生が一番困ったり、通勤が困ると思います。ないと生活ができないです。」

協議会では、3つのあり方が検討されています。

▼鉄道は残したまま、施設の管理を自治体が担う「上下分離方式」での鉄道維持
▼線路を専用道路として整備しバスを走らせる「BRT=バス高速輸送システム」
▼一般道路を使う「路線バス」の3つの案です。

■白野寛太記者
「赤字が続いている平成筑豊鉄道。自治体によって、今後のあり方に対する意見が分かれる結果となりました。」

これまでに、行橋市、小竹町、香春町、糸田町、赤村は「路線バス案」を支持しています。田川市は「BRT案」を支持していて、福智町、みやこ町は「鉄道維持」を表明していました。

そして、この日、直方市がBRT案の支持を表明し、沿線9自治体の意見が出そろいました。

■直方市・大塚進弘市長
「定時性と速達性が担保できるBRTという選択肢が、総合的に評価すると望ましい。技術革新に頼って、自動運転が専用道路であれば条件をクリアできる可能性がある。BRTが我々にとっても他地域にとっても、取り得る選択だと思っています。」

法定協議会は各自治体の意見を踏まえ、県や国、学識経験者などの委員で投票を行い、過半数の支持を得た案を「大きな方向性」として決める予定です。