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2026年3月12日 18:08

豪雨で浸水した戸沢村蔵岡地区が災害危険区域へ 条例施行し移転事業の準備進む

おととし7月の豪雨で被災し、集団移転事業の検討が進む戸沢村蔵岡地区を災害危険区域に設定するための条例が12日施行されました。今後、危険区域を設定し、集団移転に向けた動きを加速させたい考えです。

戸沢村蔵岡地区はおととし7月の豪雨で地区に住んでいた69世帯のほとんどが浸水しました。
村は蔵岡地区からの集団移転を住民に提案し、事業化に向けて計画書を策定しています。
そうした中、村は12日付けで蔵岡地区およそ70ヘクタールを災害危険区域に設定するための条例を施行しました。
今後、災害危険区域に設定されると、蔵岡地区は人が住む住宅などの建築物を新たに建設することや建設確認を伴う増改築ができなくなります。

一方、蔵岡地区に住む住民は災害危険区域の設定後も現在の家に住み続けることができ、小規模な修繕は可能です。
また、農器具を収納する物置など人が居住しない小屋の建設や公園の整備などは新たに行うことができます。
このほか、田畑での農作はこれまで通り続けることができ、水道など村が管理するインフラは当面の間維持される予定です。
蔵岡地区の災害危険区域への設定は国の「防災集団移転促進事業」の要件の1つとなっています。
蔵岡地区の集団移転を巡っては村が地区住民に行ったアンケートの結果、すべての世帯が事業に賛同しています。
村は移転先として村内の高台にある名高地区に住宅団地や集合住宅を整備する予定で、蔵岡地区住民全体の68%がその地への移転を希望しています。
村は集団移転事業の計画書を3月中に完成させ、その後に災害危険区域の設定を行う考えで、4月中には事業計画書を国に提出し、集団移転事業の同意を得たいとしています。
村は国の同意を得て集団移転の事業化が決まり次第、何らかの形で住民に事業の詳細を説明する方針です。

最終更新日:2026年3月12日 19:49

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