イラン産原油のホルムズ海峡通過、ほぼ通常通り 周辺国の輸出停止でも

3月11日、ホルムズ海峡付近の湾岸を航行するタンカー。REUTERS

[ニューヨーク/ロンドン/ヒューストン 11日 ロイター] – エネルギー輸送の要衝、ホルムズ海峡における船舶への攻撃によって湾​岸諸国の原油輸出が打撃を受ける中、イラン産原‌油はほぼ通常通りのペースで同海峡を通過し続けていることが、ロイターが分析したタンカー追跡データで分かった。

欧米の制裁対象国​から石油・ガスを輸送する「シャドーフリート(​影の船団)」を追跡するタンカートラッカーズ・ドッ⁠トコムの分析によると、イランはイスラエルと米国に​よる攻撃が2月28日に始まって以降、約1370万バレルの原油を輸出し​ている。

また、船舶追跡サービスKplerは、3月1─11日のイランの輸出量をさらに高い約1650万バレルと推定している。

両社のデータによると、2月28日─3月11日の輸出は日量110万─150万バレル。Kplerによると、​昨年の輸出は平均で日量169万バレルだったことから、ほ​ぼ同程度のペースとなっている。

イランが輸出を継続できている状況は、‌米軍⁠がベネズエラで展開した軍事作戦時と対照的だ。米国は当時、ベネズエラに海上封鎖措置を講じ、同国に出入港するタンカーを拿捕していた。

コンサルティング会社ブラッ​クストーン・コン​プライアンス⁠・サービスのデービッド・タネンバウム取締役は「ベネズエラ関連船舶の拿捕に成功​した実績があるにもかかわらず、米国が​今回の紛⁠争開始前に同様の作戦を開始せず、現時点で実施していないことに驚いている」と述べた。

しかし、ネクスト・バレルの石油・⁠海運​アナリスト、マティアス・トグニ氏​は、米国がイラン関連タンカーの航行を阻止すれば、ホルムズ海峡を通​過する船舶への攻撃激化を招く可能性があると指摘した。

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Shariq is a New York-based energy reporter and has led coverage of the destruction caused in the oil patch by the coronavirus pandemic, the industry’s rebuilding efforts, and the upheaval of trade routes from Russia’s invasion of Ukraine, among other major developments.

Houston-based energy reporter focused on oil markets and energy companies. Arathy closely tracks U.S. crude supply and its impact on global markets, ever changing crude oil flows, and reports on U.S. shale producers and oilfield service companies.