第6回WBC1次ラウンドB組   メキシコ3―5米国 ( 2026年3月9日    ヒューストン )

メキシコのベンジー・ヒル監督(左)(AP)
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 収穫の多い一敗だった。メキシコのベンジー・ヒル監督(53)が試合後の公式記者会見に出席し、スター軍団を2点差にまで追い詰めた選手達を称えた。

 穏やかな表情で淡々と試合を振り返った。「もし私が使う言葉が一つあるとしたら、称賛に値すると言いたい。彼らが粘り強く戦い続けたその姿です。野球界で最高の投手たち、誰もが認める“スーパーチーム”を相手にした。彼らは戦い、戦い、戦い抜き、スイング一つで同点というところまで行きました」と言葉に力を込めた。

 先発のバレダが2回2安打無失点。3回に2番手のクルーズが5点を先行されたが、3番手のガステルム以下、リリーフ6投手が無失点でバトンをつないだ。打線は7回に米国・3番手のボイドを攻め、デュランの左中間本塁打など2得点。8回にもデュランの2打席連続本塁打で2点差に迫った。3―5の9回は無死から走者を出し、本塁打で同点のシチュエーションまで持って行った。

 主将のジャッジをはじめ、スター選手ぞろいで史上最強の呼び声高い米国代表。「私たちは彼らを7イニング無得点に抑えたのです」と胸を張る。「私は彼らを誇りに、本当に誇りに思っています。彼らは戦い抜きました」と諦めないメンタルと、最後まで戦い抜いた闘志を認めた。

 戦いの中で手応えを得ただけに「アメリカとまた対戦したいと思っています」と言い切る。「それは素晴らしいことでしょう。彼らと再戦できればこれほど嬉しいことはない。それはおそらく決勝戦だからです」としたうえで「私は世界中の何よりもそれを望んでいます。マイアミで彼らともう一度、対戦することを」と力を込めた。

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