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カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスの4カ国間で人の移動や経済連携の強化を目指す「CANZUK構想」について、各国で比較的高い支持が示されている。
CANZUKの推進団体が公表した世論調査によると、構想への支持はカナダで76%、オーストラリアで73%、ニュージーランドで82%、イギリスで68%とされ、いずれの国でも過半数を大きく上回る結果となった。英語圏の価値観や制度を共有する4カ国間での連携強化に対する期待の高さがうかがえる。
CANZUK構想は、4カ国間でのビザ緩和や就労の自由化、貿易・安全保障の協力強化などを柱とするもので、欧州連合(EU)のような自由移動圏の形成を視野に入れた議論として注目されてきた。
一方で、移民政策や住宅問題、雇用への影響などを背景に慎重な意見も指摘されている。特にカナダでは、これまでの移民増加や住宅不足が社会課題となっており、大規模な移動の自由化には政治的なハードルも高い。イギリスにおいても、EU離脱後の移民政策を巡る議論が続いており、完全な自由移動の導入には慎重論が根強い。
現時点で、4カ国間の完全な自由移動が具体的な政策として合意されているわけではなく、段階的なビザ制度の緩和や経済連携の深化といった現実的なアプローチが、議論の中心となりそうだ。
