
3月4日、モスクワで、ビデオリンク会議に出席するロシアのプーチン大統領。Sputnik/Gavriil Grigorov/Pool via REUTERS
[モスクワ 4日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は4日、欧州連合(EU)がロシア産天然ガスと液化天然ガス(LNG)の輸入禁止を計画していることを踏まえ、イランを巡る軍事衝突を受けエネルギー価格が高騰している現在、ロシアは欧州市場への天然ガス供給を即時停止し、他の市場に振り向ける可能性があると警告した。
プーチン氏は、原油価格の上昇はイランに対する軍事攻撃のほか、西側諸国によるロシア産原油に対する制裁措置が背景にあると指摘。欧州での天然ガス価格上昇については、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖などを含む中東情勢の緊迫化を受け、欧州の顧客が高値であっても調達しようとしていることが背景にあるとの見方を示した。
その上で、EUが2027年末までにパイプライン経由のロシア産天然ガスの輸入を全面的に禁止する計画などに言及し、「今すぐに欧州市場への供給を止めることがロシアにとって有利になり得る」とし、「他の市場が開きつつある。今すぐ欧州市場への供給を停止し、開きつつある他の市場で地位を確立する方が利益になる可能性がある」と指摘。欧州の「誤った政策」がロシアの対応に影響を及ぼしているとし、政府機関や企業に対しこの問題について検証するよう指示する意向を示した。
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