アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ国際空港の到着エリア(c)Reuters/news1

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ国際空港の到着エリア(c)Reuters/news1

【03月05日 KOREA WAVE】米国とイスラエルによるイラン空爆と、それに対するイランの報復で中東情勢が急速に緊迫し、航空路が事実上まひする状況となっている。この混乱の中、現地で足止めされた人々を国外へ移動させると称する「脱出仲介ブローカー」が現れていることが、4日までに分かった。現地の韓国人社会では、混乱に乗じて金銭を狙う詐欺の可能性もあるとして警戒が呼びかけられている。

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイに15年間住んでいる韓国人の在留者は3日、自身のブログで「韓国人向けのオープンチャットで『専用機利用者募集、10人で22万ドル』という案内を見た」と明らかにした。案内によると、ドバイのアル・マクトゥーム空港からトルコのイスタンブールまで専用機で移動させるという内容で、10人で22万ドル(約3455万円)に設定されていた。1人当たりでは約2万2000ドル(約345万5540円)に相当する。

この在留者はさらに「アル・マクトゥーム空港からインドのムンバイまで専用機で移動させるという外国人ブローカーの案内も見た」とし、現地では脱出仲介が出回っていると伝えた。

ただ、「韓国にいるとみられるブローカーが、ドバイやアブダビからオマーンまで陸路で移動する人を募集しているのも確認した」と述べ、「困った旅行者を助けるものなのか、それとも混乱に乗じて金を稼ごうとしているのかは分からない」と指摘した。

また「この混乱に乗じて、困っている人を狙うフィッシングや詐欺リンク、メッセージも広がっている」として注意を促した。

実際、「ドバイ脱出ルーム」「UAE脱出ルーム」などと呼ばれるオープンチャットに参加すると、専用機のほか、オマーンなど近隣国への陸路移動を手配すると称して費用を求める仲介者が活動しているという。陸路の場合、オマーン国境付近のマスカット空港までの移動を1人33万ウォン(約3万6300円)で案内するケースも確認され、観光客や出張者など短期滞在者から問い合わせが相次いでいる。

ドバイでは2月28日、米国とイスラエルによるイラン空爆の後、空港が全面閉鎖された。その後、一部の航空便のみ限定的に運航が再開されたが、韓国行きの直行便は依然として再開されていない。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News