弘前大学教育学部(加賀 恵子教授、廣瀬 孝准教授)と秋田県産業技術センター(遠田 幸生専門員)は、2025年度 一般財団法人 東光虻川ものつくり財団(秋田県大館市)の研究助成を受け、ものづくりを通した地域産業の振興に貢献することを目的として、秋田スギパルプを原料とした紙糸で織られた布を用いた教材「防災頭巾」を試作しました(写真①、②)。試作した防災頭巾には、秋田スギパルプを原料とした布を、あおもり藍で染色した藍色の生地が使用されています(写真③、④)。

本教材は、津軽の工芸品を扱う「草邑 KUSAMURA(土手町)」の協力を得て開発されたものです。今回の試作品は、製作に必要な基本的技術の習得が期待できるほか、防災教育・環境教育・地域の伝統文化との親和性が高い点が特徴です。さらに、生活の必要性と「もったいない」の精神から地域に伝わってきた手仕事文化、および秋田スギを布地として活用可能にした現代の技術へ目を向ける機会にもなり、持続可能な社会の担い手育成への貢献が期待されます。

今後は、りんご等の木材をアップサイクルした紙を製造・販売する弘前大学発ベンチャー「合同会社美枝紙」など、地域企業と連携し、教材の社会実装を目指していく予定です。

①試作した防災頭巾

②試作した防災頭巾を着用した様子

②試作した防災頭巾を着用した様子

③あおもり藍による染色作業の様子

③あおもり藍による染色作業の様子

④染色後の布

④染色後の布

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