
2026年3月3日、米ワシントンのホワイトハウスの執務室で会談するトランプ米大統領とメルツ独首相。REUTERS/Jonathan Ernst
[ワシントン 3日 ロイター] – トランプ米大統領は3日、ドイツのメルツ首相とホワイトハウスで会談し、中東情勢やウクライナ情勢のほか、通商問題などについて協議した。
トランプ大統領は会談の冒頭、記者団に対し、イラン紛争を巡ってはメルツ首相が「支援してくれている」と言及。メルツ首相は、両国がイランの現政権を打倒したいという考えを共有していると語った。
トランプ大統領はドイツが米軍に「特定地域」の使用を許可していることに謝意を示した上で、ドイツに対して「地上部隊の派遣を求めているわけではない」と強調した。
メルツ氏はトランプ氏との会談後に記者団に対し、米国とイスラエルによる軍事攻撃がイランの政治的変化につながるかは分からないと述べ、「この計画にはリスクがあり、その結果をわれわれも負わなければならなくなる」と指摘。ドイツは米国とイスラエルのどちらからも関与を求められていないとした上で、いかなる軍事行動であっても、ドイツが対応するには連邦議会の正式な承認が必要だとトランプ氏に説明したと述べた。
また、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、トランプ氏に対しロシアのプーチン大統領に圧力を強めるよう求めたことも明らかにした。米国はロシアとウクライナの和平協議を仲介しているが、メルツ氏は「欧州の支持がなければ合意は持続的なものにならない」と指摘。「(欧州の)頭越しでまとめられた合意を受け入れるつもりはない」と述べ、欧州の関与がない和平案には反対する姿勢を示した。
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