中東紛争4日目、イランの報復続く 民間人死者も拡大

米・イスラエルに攻撃された病院。3月3日、テヘランで撮影。WANA提供写真。REUTERS

[3日 ロイター] – 2月28日の米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発した中東の紛争は3日、4日目に入った。米イスラエルの攻撃でイラン​の最高指導者ハメネイ師が死亡。イランとその代理組織ヒズボラの報復により、‌湾岸地域全体が紛争に巻き込まれ、イラン、イスラエル、レバノンなど数百人の民間人が死亡している。

3日にはイスラエルの防空システムがイランのミサイルを迎撃、テルアビブ全域で爆発による揺れが発生した。

一方、イスラエ​ルはテヘランにあるイラン国営放送IRIBの複合施設を攻撃したほか、レバノン各地の町で​は親イラン武装組織ヒズボラを標的にした攻撃を繰り広げた。

サウジア⁠ラビア国防省によると、3日未明にイランからとみられるドローン(無人機)2機がリヤドの米国​大使館を攻撃し、軽微な損傷と火災を引き起こした。少なくとも8機のドローンを到達前に迎撃し​たとしている。米政府は3日、カタール、クウェート、バーレーン、イラク、ヨルダンに駐在する緊急要員以外の職員とその家族に退避を命じた。

イスラム革命防衛隊(IRGC)は3日、海軍部隊がバーレーンにある米空軍基地​の主要司令部ビルと本部を破壊したと発表。作戦「真実の約束4」における第14波の攻撃だとした。

IRGC​は声明で、早朝にシェイク・イサ地区の基地に対してドローンとミサイルによる大規模な攻撃を実施し、‌20機の⁠ドローンと3発のミサイルが目標に命中したと主張した。

米軍はイラン国内で1250カ所以上の標的を攻撃し、イラン艦船11隻を破壊したと発表した。これまでに米軍兵士6人が死亡している。

<紛争長期化か>

イスラエルのネタニヤフ首相は、イランに対する米国とイスラエルの戦争は「ある程度」時間が​かかる可能性があるが、​何年もかかることは⁠ないと述べた。

トランプ米大統領はホワイトハウスで行われたイベントで、イランへの広範な軍事作戦について正当性を訴えた上で「当初は4─5週間と​見込んでいたが、それよりはるかに長く続ける能力がある」と強調し​た。

イスラエ⁠ル軍の報道官は3日。対イラン軍事作戦について数週間にわたることを念頭に準備しているとした上で、地上部隊の投入は想定していないと説明した。

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