宗教法人三津寺、東京建物株式会社、大成建設株式会社の三者は、寺院・ホテル・店舗一体型の複合施設「東京建物三津寺ビルディング」(大阪府大阪市中央区)を整備した取り組み(以下「本取り組み」)が、クールジャパン官民連携プラットフォーム(CJPF)が主催する「クールジャパン・プラットフォームアワード2026(CJPF AWARD 2026)」において準グランプリを受賞しましたので、お知らせします。
CJPF AWARDは、日本の魅力を海外へ発信・展開する優れた取り組みを表彰する制度です。コンテンツ、食、観光、伝統文化、最先端技術など幅広い分野を対象に、官民・異業種連携による価値創出や体験価値の高度化、インバウンド促進への貢献などを評価し、クールジャパン戦略の推進と日本ファンの拡大を目的として実施されているものです。
本取り組みは、大阪の大動脈・御堂筋沿いに位置する三津寺の境内地において、寺院・ホテル・店舗一体型の複合施設を整備したものです。江戸時代末期(1808年)建立の木造本堂を曳家により保存しながら、その上部に都市機能を重層化することで、歴史的建築の保存と持続可能な寺院経営の両立を図った、都市型寺院の新たなモデルを提示しました。本堂を中心に据えた3層吹抜けの境内空間は、御堂筋から直接アクセス可能な構成とし、寺院とホテルが境内を介して緩やかにつながる計画としています。これにより、まちを行き交う人々が自然に立ち寄り、日本文化に触れられる、開かれた都市空間を実現しました。
● 評価のポイント・ 伝統的工法「曳家」により歴史的本堂を保存し、文化資産を未来へ継承した点
・ 寺院とホテルの共存により、新たな文化体験を創出した点
・ 境内をまちに開放し、都市と宗教空間を接続する構成とした点
・ 朝の御勤め体験や絵写経体験を宿泊プランに組み込み、訪日外国人を含むインバウンド促進に貢献している点
とりわけ、伝統文化を「鑑賞の対象」から「体験する価値」へと転換した取り組みは、日本文化の発信モデルとして高い評価を受けました。
※ 曳家工事動画(https://tatemono-dam.jp/guest/f1uo76xm0q/asset-detail/82979/82979)

三度にわたる「曳家」工程の様子

江戸時代末期(1808年)建立の木造本堂
境内とホテルエントランスを兼ねたアプローチ

日本文化を発信する宿泊プラン(「絵写経」体験)
スプリンクラー設置個所の花卉図を模写により保存
● 今後に向けて本取り組みは、三津寺の長い歴史と信仰を尊重しながら、東京建物と大成建設のノウハウを結集し、三者が連携することにより実現したものです。三者は引き続き、歴史・文化・都市機能が調和する空間づくりを通じて、日本の魅力をより高い体験価値として国内外へ発信するとともに、地域とともに歩む持続可能なまちづくりを推進してまいります。
● 東京建物三津寺ビルディング 建物概要
● 位置図
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