
3月1日、イランのナタンズ近郊にあるナタンズ原子力施設の概観を示す衛星画像(2026年 ロイター/Vantor)
[ウィーン/ワシントン 2日 ロイター] – 商業衛星画像の分析により、イランの核施設が損傷していることが判明した。米・イスラエルの対イラン作戦開始後、イランの核施設が攻撃を受けたことが確認されるのは初めて。科学国際安全保障研究所(ISIS)が2日発表した。
同研究所によると、コロラド州に本拠を置くヴァンター社が撮影した画像には、ナタンズにある地下ウラン濃縮施設のアクセスポイントに対する2度の攻撃の形跡が映っていた。同施設は昨年6月に米の攻撃を受けている。
研究所の創設者のデイビッド・オルブライト氏は、攻撃は現地時間1日午後から2日朝にかけて行われたとみられると述べた。攻撃したのが米かイスラエルかは特定できないとした。
国際原子力機関(IAEA)のイラン代表を務めるレザ・ナジャフィ氏は、ナタンズは1日に攻撃を受けたと述べていたが、衛星画像はこの発言を裏付けるものとなった。一方、IAEAのグロッシ事務局長は2日、核施設が被害を受けた形跡はないと理事会で報告している。
衛星画像によると、ナタンズの3棟の建物が破壊。うち2棟は、発電所や兵器用にウランを濃縮する数千台の遠心分離機を収容する2つの地下ホールへの職員用入口だった。
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