
前回に引き続き、島根の玄関口「出雲縁結び空港」内にある「出雲空港ショップ」で買った、児玉製麺の干し蕎麦シリーズの続きである。
空港に売られていたのは3種類。まずは前回の「薫」。そして、茶そば。最後に今回ご紹介する「雅」こと、『喉越しつるり細麺 出雲そば 雅』である。
前回の薫と違うのは、蕎麦粉が「国内製造」なだけでなく「島根県出雲市産」である点が大きい。当然、価格が大きく違っている。
薫は435円(税込)で、茶そばは490円。しかしこの「雅」は、それよりも高い540円なのである。
記事下のランキング表をご覧いただければわかると思うが、なんやかんやで “高い蕎麦はウマイ” という結果になっている。
となると今回の「雅」は──
前回の「薫」を超えるのか?
デカい鍋に湯を沸かし……
3分ゆでて……
冷水(氷水)で冷やし……
完成。
して、そのお味は──
これ、相当にウマイ。
前回の薫も美味しかったけど、個人的にはこっちのほうが好きかも?
もちもちとした食感は「薫」と同じ。しかし、細さが際立っている。
つゆにくぐらせて食べると、これぞまさしく「つゆがらみ」。
島根には、「龍頭が滝」や「浮浪滝」をはじめ、いくつか有名な滝があるようだが、まさに細い蕎麦が、美味しいつゆと一緒に口の中に轟き落ちる、“蕎麦滝” のような状態になるのだ。
ものすごく洗練された味と存在。お蕎麦の味も、バッチリ感じる。この蕎麦粉が島根県出雲市産の蕎麦粉であると思うと、ありがたみもマシマシ。
「家そば」「外そば」「空港そば」でもない。これはもう完全に「店の味」、いや、出雲にある蕎麦屋の味といっても差し支えなかろう。
なお今回は「冷(ひや)」で食べたが、少しだけ硬めに茹でて、温かいつゆでいただくのも良さそう。鴨南蛮なんてやったらどうなることやら。
でも……やはり、この蕎麦も前回と同じく「割子蕎麦」で食べたい。蕎麦滝に、とろろや大根おろしがまとわりついてくる……なんて想像しただけで垂涎モノ。
もしも出雲空港で出会ったら、迷わず買った方が良いと断言したい。きっと良いお土産になることだろう。
なお、製造元の児玉製麺は、大正8年創業、100年以上続く “麺一筋” の麺メーカー。場所は出雲市駅のすぐ近く。まさに島根を代表する製麺所だ。
執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24







