
イギリス政府は、イランおよび周辺諸国での軍事衝突に伴う空域閉鎖を受け、中東地域に滞在する自国民を退避させるための大規模な緊急計画を策定していることが明らかになりました。
同国政府機関発表によると、すでに9万4,000人以上の英国人が政府のポータルサイトに所在を登録しており、その多くが観光客であるとしています。現在定期便が欠航し、帰国の手段を失った数万人の観光客がホテルや空港での待機を余儀なくされている状況であることから、政府は特別チャーター便を運航することを検討し、自国民の救出を行う計画の策定に着手した模様です。
現地紙などによれば、現在検討されているプランは複数あり、その一つとして空域が比較的安定しているサウジアラビアのリヤドやオマーンのマスカットまで地上移動させ、そこから政府がチャーターした民間機で、イギリスへピストン輸送するものとなります。
またこのような規模であることから、大型機材を投入することも予想され、ここでブリティッシュエアウェイズが保有し、大量輸送が可能な超大型機のA380などが活躍する可能性も出てきています。
現時点で今回の戦争が数週間にわたり継続する可能性が高まっていることから、特別チャーター便の運航は現実的な段階へと進みつつあるとみられます。なお、過去の事例に基づき、これらの救済便の利用には一定の費用負担が求められる可能性があります。Photo : British Airways
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