1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
今回はハイヤー部の篠原 理恵子社員によるレポートを紹介します。
MKの海外研修制度
第41期は2名を派遣しました。
今回は、ハイヤー部の妹尾蒼也社員・篠原理恵子社員が、イギリスに3ヵ月間滞在しました。
なお、これまでの海外研修は、イギリス各地(ポーツマス、ボーンマス、ノーリッジ)で行われ、近年はノーリッジが続いていましたが、今回はより多くの学生が集まるカーディフでの滞在となりました。

海外研修 出発の挨拶
2025年9月5日、京都MK本社にてエムケイ㈱代表取締役社長・前川博司の執務室にて「出発の挨拶」を行いました。


語学教育担当職員のブロケット先生(写真中央)と
出発直前インタビュー海外研修を志望された理由は?
京都で数多くの訪日外国人の方々と接する中で語学研修として学ぶことは憧れでした。単なる観光ではなく暮らすように過ごし、集中して学習できるなんて、今の私には贅沢過ぎる環境です。とはいえ、実際に応募することは家族のこともあり躊躇いがありました。そんな私の背中を押してくれ、励ましてくれる家族のためにも一念発起し、応募を決意しました。
出発が近づいてきましたが、今の気持ちは?
出発に向けて準備と共に緊張と期待が高まりつつあります。周りと英語で意思疎通ができるのか、ホームステイ先でお互い気持ちよく過ごせるのか、仲良くお互いおしゃべりができるようになれるのか、と不安も多少ありますが、笑顔で明るく頑張っていこうと思います。
最後に意気込みを一言
留学中は、まずは周りの人たちとの会話の中で、しっかり意思疎通できるように努め、集中して徹底的に学び、英語脳を目指します。そして普段接する海外からのお客様と同じ視点で過ごし、気付きやアイデアなどを持ち帰りたいです。帰国後は通訳案内士の資格取得を目標として学習を継続し、また海外研修で得た知識や経験で会社に貢献していく所存です。
今回参加するにあたり数多くの方が支援してくださっています。たくさんの方々の想いに支えられているので常に「DO MY BEST! TAKE IT EASY.」の気持ちで頑張ってきます。
海外研修レポートはじめに
ご多忙な中、3ヵ月もの間、歴史を有する英国にて研修を受ける機会を与えてくださった会社と周囲の方々に深く感謝いたします。
研修内容について
Walesの首都であるCardiff にて研修させていただきました。かつて石炭産業にて栄えた都市であり、主要言語は英語またはウェールズ語で、フランス語は使用されていません。そのため英語学習環境として最適であるとされています。
私はupper – intermediate のクラスで学習し、(普段仕事で使う)ハンドルの代わりにペンを握って奮闘する日々でした。クラスメートはスイス、フランス、サウジアラビア、UAE、ブラジル、タイ、ドイツ、イタリアなどからで、国際色豊かでした。日本人もいましたが、ほぼ英語で会話しました。毎日午前3時間と午後1時間半、週2回1時間の京都観光の授業を受けました。とても熱心で明るい講師に恵まれ楽しく、時に厳しくご指導いただきました。また20分間の無料個別レッスン「ランゲージドクター」を数回受ける機会にも恵まれ、苦手分野の克服に努めることができました。予習復習のため徹夜することもありましたが、私の目標、「100%出席」を達成できたのは何よりでした。残念ながら仕事や宗教上の食べ物の制限などがあり、クラスメート全員でランチやディナーはできませんでしたが、仲良くなった人たちとは市立図書館にて一緒に勉強したり、Cardiffの街中、周辺やLondonなど色々な場所にて散策やディナー、パブなどご一緒して楽しく過ごしました。また学内の活動としてボーリングなどに参加する機会もありました。


クラスメートと


授業の様子
ホストファミリーは、パキスタンから20年以上前に移住してきたご一家で、祖母、母娘の3人家族でした。近くには親戚一同が暮らしており実に賑やかでした。弟さんは日本で貿易の仕事をされていたこともあり友好的に受け入れてくださいました。食事はホストマザー手作りの温かな食事をいただきました。部屋はベットが2つある広い部屋で日当たりも良く快適でした。朝も必ず起きて朝食の用意とご挨拶をしてくださり常に気にかけてくださいました。敬虔(けいけん)なクリスチャンであり、私も日曜日には彼らと共に教会にて過ごすこともあり、カントリーミュージックから始まる日曜礼拝では地元の方々とゆっくりと過ごしました。また、ハロウィンパーティーは宗教的な観点からlight partyと呼ばれ、お菓子、ホットドッグ、コーヒー、ホットチョコ、ポップコーンを食べてゲームをするなど子供が喜ぶものでした。私もジャック・オ・ランタン作りを生まれて初めて体験しました。帰国でお別れする際は実の家族と離れるような胸の痛みを感じました。


ホストマザーの手作り料理
週末の他の過ごし方
日本と他国の言語文化の交流を2週間おきに開催している現地のグループがあり、数回参加し日本語と英語の勉強をして過ごしました。日本で暮らしていた人、日本好きで日本の学校にて英語教師として過ごし10年以上日本語の勉強を続けている人、アニメ好きで尊敬するアニメーターの元で働くため努力している人、旅行目的など、多様な方々で構成され、彼らの視点での気付きも多く、穏やかで興味深い時を共に過ごしました。カラオケで一緒に日英の歌を歌ったり、香港式のカトリック教会の日曜礼拝に参加したり、みんなで本格飲茶を楽しみました。遊園地や日本食パーティーは時間の都合で行けなかったのは悔やまれます。


他にも、別の友人たちとはアウトレットなどで買い物したりCardiff周辺の史跡を訪れるなどして過ごしました。パブでは生演奏で様々な音楽を楽しみ、時には一緒に歌って踊って仲良くなることもありました。
また、Barry islandでは一人で過ごしました。Cardiffから1時間弱かかりますが、バスの定期券を使って数回行きました。あまりの美しさに時を忘れて岬のベンチで海風に吹かれていました。ベンチは故人を偲んで寄贈されたもので、花束とメッセージが添えられたものもありました。イギリス名物フィッシュ&チップスをカモメに注意しつつ食べたのはここだけです。遊園地もあり、週末は賑やかな場所でした。


Liverpoolではビートルズに縁のある場所やジョンレノンの妹が開いたミュージアム、ビートルズがかつて演奏していたパブで過ごしました。パブではビートルズと同世代のご夫婦から若い人々まで多くの人たちが声を合わせてバンドと共に歌い、かつてビートルズが過ごした場所を訪れ、忘れられない思い出となりました。
BristolはBANKSYの生まれ育った街です。私が訪れた日は英国の終戦記念日にあたり、市庁舎前広場では慰霊のため軍が大砲を撃ち鳴らし厳かに哀悼の意を示しました。その後は一日中BANKSYのART WALLを求めて歩き回りました。消された作品もありましたが、一番好きな作品は今もフェンスの向こう側でこちらを見つめていました。また、Londonの特別展で彼の精神性に触れて改めてその哲学を知り、再度感動することになりました。
Londonではウェストミンスター寺院などの教会をめぐり、日曜礼拝などで讃美歌を一緒に歌うこともできました。またロンドンダンジョンでは英国の負の歴史について学び、ロンドンアイでゆっくりと景色を楽しみ夜には学友たちと過ごしました。Cardiffとはまた違う都会的な雰囲気でした。
最後に現地の学生ツアーで偶然ストーンヘンジを訪れ、数千年前の歴史を触れることができたのは幸運としか言えません。




海外での気付きと今後の課題
残念ながらアジア人に偏見を持つ白人もいます。同性婚・カップルも多く日本とは違う大らかさも感じました。多様性と受容性、そして京都についてはあまり知られていないことを知り、そのギャップを埋めることを今後の課題にします。また、芸者文化、抹茶などについては興味を持つ人も多いので今後英語のスキル向上と合わせて日本文化についての造詣を深めていく所存です。幸い、現地で仲良くなった友人たちが交流を続けてくれていますし、率直な意見交換は何よりの宝物だと考えます。


おわりに
MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。
充実した研修制度によって育成したESD(English Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。
海外からの大切なお客様の対応の際は一度MK観光タクシーにご相談ください!
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第41期のレポートはこちらから 

2026 第41期イギリス語学留学vol.1 初めての海外滞在で感じたこと|MKタクシー妹尾 蒼也
第40期のレポートはこちらから 

2025 第40期イギリス語学留学vol.3 あっという間の3ヵ月|MKタクシー尾崎 星多


2025 第40期イギリス語学留学vol.2 3ヵ月を振り返って|MKタクシー鈴木 昌之


2025 第40期イギリス語学留学vol.1 海外研修で学んだこと|MKタクシー伊藤 梨々香
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MKタクシーのオウンドメディアであるMKメディアの編集部。京都検定マイスターや自動車整備士、車載広報誌のMK新聞編集者、公式SNS担当者、などが所属。京都大好き!旅行大好き!歴史大好き!タクシー大好きです。
