
一押しの「アクアパッツァ定食」。魚はハナフエダイ(通称ビタロー)
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公開日:2026年2月27日 8:22更新日:2026年2月27日 9:31
[胃心地いいね](868)海喜(みき)食堂 本部町伊豆味2661の1
県産魚のうまみを最大限引き出すべく、元フレンチシェフで代表の屋部海斗さん(28)が頭をひねった海鮮料理が人気を集めている。昨年7月のオープン後、交流サイト(SNS)の発信や県内のグルメ番組で紹介された影響で口コミが広がり、今や行列ができる日も少なくない。
お店の一押しは煮込み料理の「アクアパッツァ定食」(2500円)。日替わりの魚を丸ごと一尾、お皿にのせ、ムール貝や野菜で彩りを添えたごちそうだ。身はほろほろで、口の中で魚のうまみがふんわりと広がる。使う魚は沖縄近海で取れたハマダイなどの深海魚が中心。定食には白米とみそ汁、小鉢が付き、追加料金でマグロ丼やイカ墨汁への変更も可能だ。
魚の味を引き立てるのが特製の魚介ソース。濃厚なうまみがあり、かつ上品な味わいで相性抜群だ。調理のベースは、魚の骨やあらを使うフランス料理基本のだし「フュメ・ド・ポワソン」。「ガーリックバター焼き定食」(2500円)でも同じだしを使っている。
他に、4種の県産魚が楽しめる「海喜丼定食」(2千円)や、最近では「イカ墨汁定食」(1500円)も人気。丼や小鉢に使う生マグロは那覇市まで足を運んで仕入れている。
屋部さんは、県内のフランス料理店で数年間、料理長を務め、その後、ホテルのレストランや海鮮食堂で腕を磨いた。「自分の店を開きたい」との思いが募り、1年ほど前に知人の紹介で今の建物と巡り会い、開業を即決した。
「特に県民に沖縄の魚のおいしさを知ってほしい。祝いの席や月1回のぜいたくなランチ感覚でぜひ来店を」と屋部さん。現在の客層の8割が県民だ。夜も営業中で、従業員も募集している。
(北部報道部・比嘉海人)=金曜日掲載
【お店データ】営業時間は午前11時~午後4時、午後5~9時。ラストオーダーは30分前。火曜定休。駐車場は12台。電話080(6497)1571
