[東京 27日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反落が想定される。前日の米国株式市場で半導体関連株が売られた流れを受けて、東京市場でも指数寄与度の高い銘柄が日経平均を押し下げる見通し。物色面では、景気敏感株に追い風が吹きやすく、TOPIXが日経平均に対して優位な展開となりそうだ。

日経平均の予想レンジは5万8300円─5万8900円。

日経平均は前日までの3営業日で1927円上昇し、足元では短期的な過熱感が意識されている。26日の米国株式市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)(.SOX), opens new tabが3.19%下落した流れを受けて、東京市場でもアドバンテスト(6857.T), opens new tab、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tab、東京エレクトロン(8035.T), opens new tabなどの日経平均の指数寄与度の高い半導体関連株は売りに押されやすい。

市場では「目立った材料が少ない中、当面は米株にらみの展開となりやすい。米国株式市場では景気敏感株の一角はしっかりなので、TOPIX優位の展開となるだろう」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との見方が聞かれた。

物色面では、銀行株が総じて底堅く推移する見通し。「アンソロピック・ショック」を受けて大幅安となっていたソフトウエア関連株にも買い戻しが入ることが想定される。

きょうは国内で2月の東京都区部消費者物価指数(CPI)、1月の鉱工業生産速報が公表される。

26日の米国株式市場は、S&P総合500種(.SPX), opens new tabとナスダック総合(.IXIC), opens new tabが反落して取引を終えた。半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabの決算は好調だったものの、投資家を満足させるには至らず、このところの上昇をけん引してきたテクノロジー株が売られた。

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