米ウクライナ、ジュネーブで高官協議 ロシア特使も現地入り

スイス・ジュネーブで市内の警備を行う警察官たち。26日撮影。REUTERS/Pierre Albouy

[ジュネーブ/キーウ/モスクワ 26日 ロイター] – 米国とウクライナは26日、スイス・ジュネーブで高官協議を実施し、ロシア・ウクライナ戦争の終結後の戦後復興などについて話し合った。交渉の内容は伝わっていないが、協議開始後にロシアのドミトリエフ大統領特別代表がジュネーブに到着し、ロシアのメディアによると米政府当局者と会談した。

米国とウクライナの今回の高官協議には、ウクライナからウメロフ国家安全保障・国防会議書記、米国からウィトコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が出席した。ウメロフ氏は協議前、「戦後復興策について徹底的に協議する。ウクライナの経済支援と復興のための仕組み、投資誘致の手段、長期的協力の枠組みについて議論する」とXに投稿。ロシアを交えた新たな三者協議に向けた準備についても協議するとしていた。

米国とウクライナの二国間協議は現地時間正午過ぎに開始。その後、ロシアのドミトリエフ特別代表がジュネーブに到着したとロシア通信(RIA)が現地時間午後4時半ごろに報じた。RIAは、ドミトリエフ氏が米国とウクライナの代表団が協議を行っているフォーシーズンズホテルに到着したことが確認されたと報道。その後、ドミトリエフ氏が米高官と会談したと報じた。ドミトリエフ氏は会談の結果についてコメントを控えているという。

米国の仲介で和平に向けた協議が進められる中でも、ロシアはこの日もウクライナに対する大規模攻撃を実施。ウクライナのゼレンスキー大統領によると、ロシアはエネルギー関連施設などの重要インフラを標的に420機のドローン(小型無人機)と39発のミサイルを投入し、全土に対する広範な攻撃を実施した。

ウクライナとロシアは米国の仲介で今月4─5日にアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで高官協議を実施。これに続き3カ国は17─18日にスイス・ジュネーブで再度協議を行ったが、主だった進展は得られていない。

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