公取委警告、長野
2026年2月26日 午後4時40分
長野県内でスーパーマーケットを展開する「デリシア」(同県松本市)が納入業者に無償で従業員を派遣させていたのは、独禁法違反(優越的地位の乱用)に当たる恐れがあるとして、公正取引委員会は26日、同様の行為を今後しないよう求めて警告した。
公取委によるとデリシアは同県で交通やホテル事業を手がける「アルピコホールディングス」の子会社で、スーパーとしての売上高は県内2位。
遅くとも2022年4月1日〜25年7月6日、新規出店や店舗改装、売り場変更時に、納入業者計約180社に対し、延べ約1100人の従業員を無償で派遣させ、商品の陳列作業などを手伝わせた。請求書のひな型を配布するなど形式的な支払いスキームを設けていたが、実際に人件費などが払われたことはなかった。デリシアは公取委の調査を受け、無償派遣要請を取りやめた。
業者側からは「取引に影響が出ることを心配して要請を断れなかった」などの声が上がったという。
デリシアは「警告を重く受け止め、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。社員研修などの再発防止策を講じる。
