スペイン、10年以上ぶりに出生数増加 それでも自然増減はマイナス

悪魔の象徴である「コラチョ」が、マットに寝かせた赤ちゃんの上を飛び越える祭り「エル・サルト・デル・コラチョ(悪魔の跳躍)」(2025年6月22日撮影、資料写真)。(c)CESAR MANSO / AFP

【AFP=時事】スペインの2025年の出生数は前年比約1%増の32万1164人で、2014年以来初めて増加に転じた。18日に公表された国立統計局の暫定値で明らかになった。欧州最悪級の人口危機に直面しているスペインにとって追い風となる。

だが、2025年の死亡数も前年比2.5%増の44万6982人で、出生数と死亡数の差である自然増減数はマイナス12万2167人だった。

​​スペインでは2017年以降、自然増減はマイナスが続いている。

世界中の国々が人口危機に直面し、人口を維持するのに必要な出生率を下回っているため、1人の働き手が支えるべき非生産年齢の人数が増え、社会の持続可能性が減少している。

少子高齢化に直面するスペインは近年、他の西側諸国とは対照的に、開放的な移民政策を推進してきた。

左派・社会労働党のペドロ・サンチェス首相は先月、主に中南米諸国出身の不法移民50万人を合法化する計画を発表した。

この計画は右派政党から「無謀だ」と強く批判されている。

サンチェス氏は、移民は労働力と年金制度の維持に貢献していると主張している。

INEの先週の発表によると、スペインの総人口は今年1月1日時点で4950万人。うち720万人は外国人で、総人口の14.6%を占める。
【翻訳編集】AFPBB News